極和ファシリテーションとは、
二人以上の人が目的・成長意欲・向上心を持って存在するときに、
一人ひとりの満足を考えながら
全体の成果を最大最適にするために
考え、判断し、行動することです。
道徳は自分よりも相手のためという考えが根っこにあると思いますが、
ファシリテーションの場合は、相手も自分もひっくるめて“全体”であり、
相手と自分の満足を考えることが大切なのです。
つまり、自分のことでもあるけれど、
自分を含めたそのチームを
『客観視』できるかどうか?が問われます。
だとすると、
そこであなた自身が自分の満足について語らないと
一人ひとりの満足を考える中で
満足できない人が存在することになり、
全体の成果向上にも繋がらなくなります。
あなたが自分の満足を伝えることと、
あくまでそれを主張することは別問題です。
例えば、「今日のランチは何を食べたい?」
と聞かれたときに、本当はお寿司が食べたいのに
「何でもいいよ♪」と答えたとします。
相手は、実は自分もお寿司が食べたかったのだけれど
メニューの豊富なファミリーレストランに行くことを提案したとします。
相手も自分も満足度の一番高いお寿司をやめて、
無難なファミレスにした場合、
二人の満足度はそれぞれ80%ずつぐらいかも知れません。
もしも、最初に聞かれたときに
「私はできたらお寿司が食べたいけど、何でもいいよ。」と
答えていたら、
「わぁ!私もお寿司が食べたかったんだ♪」と、
二人でお寿司を食べて双方の満足度が100%に
なったかも知れません。
もしくは、その人が
「ごめんね。私お寿司が苦手なので、ホテルのレストランでもいい?
あそこだとお寿司もあるしランチもあるから」
ということになれば、
これでも双方の満足度が100%です。
そんな都合の良いお店がなかった場合、
「ごめんね。私お寿司が苦手なのでファミレスでもいいかしら?」
ということになったら、
相手の満足度は80%かも知れませんが、
あなたの方は100%となり、
二人の平均は90%になりますね。
このように自分の満足も考えつつ、
全体の成果や満足を考えて、判断し、行動することが
極和ファシリテーションなのです。
あなたは自分の満足を置き去りにしていませんか?
それは、相手の人の全体の満足度をあげたいという考えの
足を引っ張ることになっているのに気が付いて頂けましたか?