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極和ファシリテーションで活き・粋・自分らしく輝いて生きよう♪

活き・粋・自分らしく生きるためのマインドアップ!!
相手と自分と組織の満足アップ!!

ファシリテーションスキル

2006年01月15日 01時24分10秒 | ファシリテーション講座情報
先日、ある研修会でのことです。

8名ずつのグループに分かれ、ディスカッションタイムとなりました。

テーマが決められていて、

最後にグループで話し合われたことをまとめなくてはいけないので、

まとめ役を決めることになりましたが、

私のグループは、名簿の一番上の方にお願いすることになりました。


ひとりずつテーマに添って、意見を発表し、それからまとめましょう!

ということで、時計回りに1人ずつ発表することになりました。


1人目・・・・とても重要なことを簡潔に2分ぐらいで発表。

2人目・・・・更に問題点を提案しながら3~4分。

3人目・・・・なかなかテーマの話にはたどり着かず、1人目と2人目のお二方への
       ご自分の意見を延々と・・・・・10分ぐらいたっても、まだ本題には
       たどり着かないみたい。

我慢しきれずに、「それで、このテーマに関してはどうお考えですか?」と質問。

それでもテーマに関する内容とはちょっとほど遠い。

まとめ役の人は、話を辞めさせることもしなければ、テーマに添って・・・と

話のリードもしないのです。

次第にその場は、沈滞ム~ド。しかし、3人目の人はまるで気付かない。

ようやく4人目の方に・・・でも、この方もテーマとは違った話が混ざります。

5人目の方・・・オブザーバーなので、飛ばして、あとから意見を頂いても良かったのでは?

ここで、まとめ役の人が脱線して話を始めます。

まとめるのではなく、脱線してしまっています。


更にここに全体のまとめ役の方が、今回のテーマに含んでいるのはこういう事なので

その辺について話して欲しいと要望が入ります。


グループのまとめ役の人が、その要望について話そうとするので、

「待った!」をかけてしまいました。


「まだ全員が話していないので、それが終わってからにしませんか?」

更に!ここで緊急動議!が入ります。

「提案ですが、全員が同じ量だけ話せるように、一人当たりの時間を5分とかに区切りませんか?」

まとめ役の人が「では、1人5分ということでお願いします。」と言って、続きます。

6人目・・・・・ジャスト5分で話し終える。

 (緊急動議をした人がタイマーで計っていました。)(^_^;)

7人目・・・・私の番です。自分の意見と、このグループディスカッションで
       更に突っ込んで話して欲しいことの要望を話しました。

話し終えたとき、「スゴイ!4分56秒です。」と言われ、冷や汗がタラリ?


ここまでの流れは、これをご覧になった方には想像つくでしょうか?


このあとも、更に会議進行運営に関してのいろいろ問題があるのですが、

それは置いておいて、ここまでのことについて考えて見ましょう!


ここまでの流れの中で、グループ内に不満が沸き起こりました。

では、どうすれば、その不満は出なかったのでしょう?

ここに必要なのが、ファシリテーションスキルなのです。


不満の原因は?
○1人がどんどん勝手に話をして、皆の時間を使ったこと。
○話すテーマから逸れている話をしているのに軌道修正が行われなかった。
○ひとりひとりの話す時間が平等ではなかった。
○まとめ役の人にファシリテーションスキルがなかった

ではどうすれば上記の不満が起きなかったか?

ファシリテーターが居れば良かったのですが、もしもあなたがまとめ役になった場合

○ひとりひとりに順番に話してもらう場合は、ひとり何分と時間を区切ること。
 (場合によっては、時間を計って、ストップをかけても良い。
○テーマから逸れた場合は、テーマに関して話してもらうように促す

たったこれだけのことをやるかやらないかで、その会議の意義や中身の濃さがまるで違ってきます。

これは、導入部に関してになりますが、まずはこういうことから心がけて

会議の進行・運営を行いたいものですね。