太陽から約190億㌔離れた場所・星間空間を時速約6万㌔で飛行しているという。
想像しがたい数字ですが、「時速6万㌔」をなんとか想像しようと調べてみました。
地球の赤道円周長が、4万キロちょっとでした。その1.5倍ということです。
やはり、想像できません。
人工物として史上初めて太陽系を脱し星間空間に達したと発表。
「ボイジャー1号がどこにいるかと問われれば、太陽系の外だと答えるね。
人類は星間空間への歴史的な飛躍を果たしたと確信している」エド・ストーン氏
(ボイジャー計画を担当する米カリフォルニア工科大学の科学者)が12日の会見で表明しました。
「人工物」という語感がどうもしっくりしませんが、人間・人類が創り上げたものですね。
宇宙という規模からみれば、たかだか太陽系の端にたどり着いたということなんでありましょうが、
人類はここまで到達した。ということですね。
星間空間では、太陽風の粒子の流れが弱まる一方で、宇宙線の一種である「プラズマ密度」が
上昇すると考えられており、太陽風が到達したときの観測データを基に、ボイジャー周辺の密
度が太陽系外縁部の40倍もあることが分かった。
ま、よくわかりませんが、12年3月に発生した大規模な太陽風により、位置特定につながったのだ
そうです。
1号と同じ1977年に打ち上げられた2号も3、4年後に太陽系を出るのだそうです。
ひとりじゃないんだ。
1号が、もっとも近くにある太陽系外の恒星に近づくのは約4万年後だというのです。あぁ。
「これは新たな旅の始まりでもある」ストーン氏。
星間空間の観測・直接観測という人類初のミッションをつづけ、音信が途絶えたあとも、
地球外知的生命体(!?)への地球からのメッセージを伝えるという役目を担い、旅をつづける。
4人の会見でデスクの上にあるのが、「ゴールデンレコード」でしょう。36年前、話題になりましたよね。
無人惑星探査機「ボイジャー1号」は、
1977年9月に打ち上げられ、1979年木星に接近、1980年土星を通過して、
2012年8月25日ごろ太陽系を出た。
なんか、切なくなってきます。