このコマーシャル映像、見たことありますよね。
スーツ姿に甲冑をつけて、突撃していく。
敵の大砲にひるむが、果敢に攻めていく。
またゲームの広告か、と思ったが違っていました。
この商品なんですね。
抜けているカットが多いのは、テレビ取材のつらさなんであります。
ネットから、お借りしてきました。
ついでにいろいろわかりましたよ。
これが敵の威容です。
ここまでで、日本もついにアメリカを乗り越えたんだなあ、などと
感じ入って観ておりました。
が、設定はいろいろと工夫されているようで、
突撃の直前、若いサラリーマンたち(!)はこんな言葉を発しています。
「ナイス・トゥ・ミーチュー!!」「英検3級なめんなー!!」
などと。
「SURVIVE グローバリゼーション篇」というのは、このコマーシャルの
題名です。
60秒タイプがあって、前半にはつぎのようなカットがありました。
社長(侍大將)「我が社の公用語を英語にします!」。
社員(兵士たち)「ええっ!?」
外国人の上司(敵の侍大將)に社員たちは突っ込んでいく。
ま、こういうことなんだそうです。
ニュージーランドで大規模撮影を敢行したんだそうで、まさに『ラスト・サムライ』を
彷彿とさせますね。西洋化に立ち向かう幕末から明治初期を設定したとか。
しかし、テレビではほとんど30秒タイプしかオンエアしません。
アメリカ(らしい)軍に、日本の若者(サラリーマンらしい)が戦いを挑んで
いく。そういう風にしか見えません。なんらかの“戯画化”だろうとは感じますが。
カップヌードル・日清は「CM巧者」なんでありますよ。
しっかし、“昭和”は既に遠くで終わって、“平成”も四半世紀に突入して
いるのであります。