いいしらせのグッドニュース[パート・Ⅱ]

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セーシェルとインドの間に “シバ・クレーター”はある。

2012-04-28 16:43:59 | Weblog

   これは、チャールズ・ペレグリーノの『ダスト』のご報告ではありません。
   『ダスト』の関連で“恐竜絶滅”あたりを調べていたら、
   こういう記事を見つけました。



 「 恐竜絶滅の決定打はインドの隕石?」

 Ker Than for National Geographic News 2009.10.19.

 恐竜の絶滅の原因は、数十万年の間隔でメキシコとインド付近に落下した
 2個の巨大な隕石のダブルパンチだった可能性があることが最新の研究で
 指摘された。

 6500万年前に落下した直径10キロの隕石がメキシコのユカタン半島沿岸に
 落下して現在のチクシュルーブ・クレーターをつくる。
 さて、もうひとつのインドの方だが、
 チクシュルーブの隕石の約30万年後にインド西岸沖に衝突したという。

 この隕石の衝突によってインド洋の海底に直径500キロの窪みができたと
 チャタジー氏(テキサス工科大学の古生物学者)は考えており、同氏の
 研究チームは1996年からこの窪みの調査を行ってきた。
 研究チームはこの窪みを、ヒンズー教の破壊と再生の神の名にちなんで
 シバ・クレーターと名付けた。









   インドの隕石なんて知らなかった。
   知ってました。
   わたくしが知らないんだから、皆さんも知らないと当然理解しました。



 シバ隕石の衝突の衝撃はあまりに強力だったため、衝突した場所の地殻が
 蒸発し、それによってさらに高温のマントルが噴き上がり、このクレーター
 の高く盛り上がったのこぎり状の縁が形成されたとチャタジー氏は推定して
 いる。
 さらに、衝突の衝撃によってインド亜大陸の一部が欠けてアフリカの方向に
 移動を始め、現在のセーシェル諸島が形成されたと研究チームは考えている。

 「私たちの考えが正しければ、これは地球上で確認された最大のクレーター
 だ」とチャタジー氏は語る。

 また、現在のインド西部で当時既に発生していた火山の噴火活動もシバの隕石
 の衝撃によって促進された可能性があるとチャタジー氏は話している。
 これまでにも、現在デカントラップと呼ばれるインドの火山地帯から放出され
 た有毒ガスが、恐竜絶滅の決定的要因となったと推測する説もある。

 (2009年10月18日、オレゴン州ポートランドで開催中のアメリカ地質学会
  年次総会で発表された)



   メキシコ・ユカタン半島の“チクシュルーブ・クレーター”は
   ご存知ですよね。
   2009年10月のニュースですから、まだ2年半ほどですね。
   しかし、メキシコの方は直径10キロの隕石とされているが、
   このインドのものは直径40キロに及ぶ隕石だったと主張されて
   いる。
   この被害規模は単純な4倍どころではありませんね。
   「恐竜に実際にとどめを刺した」という表現もオーバー
   ではないでしょう。



   だが、チャールズ・ペレグリーノという科学者でもある彼の著作
   『ダスト』では、さらにそれはそれは遠大な仮説が飛び交います。
   おもしろい、それはおもしろいです。
   科学好きと、古代好き、恐竜などが好きな方には特に、です。
   この“シバ・クレーター”は、前フリですね。
   

    




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