いいしらせのグッドニュース[パート・Ⅱ]

グッドなテーマを、グッド・テイストでお伝えします。

それでは、 ペレグリーノの『ダスト』 その1です。

2012-04-29 11:35:52 | Weblog








チャールズ・ペレグリーノ 『ダスト』 白石朗 訳 1998 ソニー・マガジンズ


アメリカの小さな街で、「埃・ダスト」と呼ばれるものが突如発生。それは、肉食の「埃」で、人間にも動物にも襲いかかる。
何千人もの死者を出したそれが、今までは無害でありふれたダニの、異常な大量発生
と食性の変化であるということが判明する。
だが、世界の崩壊が始まる。
古生物学者のリチャード・シンクレアらは、その原因が、あらゆる昆虫の一斉大量絶滅であることに気づく。


前半、三分の一ほどのところでその会議は行なわれる。ノートパッドでの会議(2001年の刊行だぜ)。
大統領と科学者、それも生物学者が主で、生物学者、古生物学者、昆虫学者、熱帯動物学者、生物物理学者といったメンバーである。


仮説をリチャード・シンクレアが説明します。
「昆虫や、サメやある種の両生類などの古生物グループが、個体数を減らすことや活動休止期にはいることで、“3千3百万年周期”にうまく適応し、非常にすくない個体数で隕石激突の危機をも巧みに乗り切っていた」
と。大統領も反応できない。



わけわからないでしょうね。順々にお話ししていこうと思います。
“3千3百万年周期”とはなんなんでしょうか。


「バイオ・サスペンス」、という言葉でかたずける方もいらっしゃるようですが、
読み切れていないな。
もちろんすべてをお話しすべきではありませんね。
科学者だけに披瀝されるお話しがたいへんに興味深い。その積み重ねがオモシロイし、興奮します。
(つづく)






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