
日本アカデミー賞ってほとんどバカにされていた、していたと思う。
言葉は悪いが、事実だと思う。
が、少し違ってきたかな、と今回思った。
WBCの台湾戦があって、あっちこっちしながら見ていた。

この子は、あの手に負えないとされていた“あの子”ですよね。
漫画が原作の「ヘルター・スケルター」の主演ということです。
蜷川実花 というあのうっとおしい演出家の娘が監督というもので、
わたくしは、ビートルズの楽曲で憶えていました。
ヘルタースケルター(Helter Skelter)は、英語で「狼狽」や
「混乱」などを意味する言葉で、原義は「螺旋状の滑り台」である。


この映画、かなり贅沢な、興味深いキャスティングだったようです。
そんな渦中の“あの子”は、ほほえましく大人しい。



こんなにじっくりと彼女・“あの子”を視ていられる機会はなかった
でしょうね。
それも、主演女優賞なのだ。
大女優、吉永小百合もいる5人のひとりになったのだ。
その主演女優賞に、樹木希林さんが選ばれた時の彼女の表情が
これです。

26歳、沢尻エリカはこうなったのか。
日本アカデミーについて少々。
作品賞、「桐島、部活やめるってよ」。監督賞、その吉田大八さん。
阿部ちゃんの主演男優賞。
新人賞は、知らないが若い連中。あたりまえか。
なにか、今までとちがいますね。
映画ごとの動員数は、知りませんが、健さんも、吉永小百合さんも
いた。
いつも通りというか、「あなた」、「山本五十六」もあったが、
「のぼうの城」なんていうのもあった。
小粒な印象はありますが、もう大粒が出来にくい時期なのか。
変わり目を感じました。
中堅にがんばって欲しいけれども、
なかなかいい、若い人たちが出てきたように思います。
オモシロイですね。