いいしらせのグッドニュース[パート・Ⅱ]

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「浅草が育てた芸人たち」の話を聴いた。

2011-05-29 18:50:17 | Weblog




           映像は、映し出されたもの。
           「永井荷風」と踊り子たちが映っている。
           荷風は中央左の眼鏡をかけて、目をつぶっている
           おじいさんである。
      
      
           浅草演芸ホールの会長、松倉久幸さんのお話を
           先週土曜日に聴いた。

           伴淳三郎、八波むと志。
           渥美清。
           長門勇、石井均、三波伸介、伊東四朗。
           萩本欽一・坂上二郎。
           北野武。
           彼らの話、裏話といっていいものだと思う。

           正直、いまさらの感もなくはなかった、が。


           荷風じいさんは、よれよれの背広を着て足繁く楽屋に通って
           いらしたそうで、あれだーれといってる間に入り込んでしま
           ったそうです。
           銀行などを信用せず、カバンにお金をいれていて、
           踊り子たちに食事をごちそうしたりしていたそう。
           男は相手にしない。
           写真の中央右の踊り子がごひいきだったそうだ。
           地方出身の貧しい娘を可愛がったという。
           踊り子たちとお風呂に入ったとか、有名な話だが、
           無害だったから、なんの問題もなかった。







           これは、わかりますね。
           浅草時代の渥美清だ。
           なかなか芽が出ないし、からだをこわしたり、とかなり
           辛い時代だったようだ。
        
           踊り子たちは、合うとそれこそ献身的に尽くし、別れると
           きれいに身を引いたのだそうだ。
           渥美さんも辛い時を支えた女性がいらしたという。
           彼は、結婚していたし、そんなに貧しくはなかったらしい。
           その後、“寅さん”に至るのだが、
           彼は、プライバシーを一再語ることをしない。
           悲しいほどの“潔さ”を感じた。






           このちょっと前のイメージが強いおじさんは、
           深見千三郎(ふかみ・せんざぶろう)という。
           このおじさんが、
           東八郎と、北野武を育てた師匠だという。
           ふたりの芸風は、彼のそれだそうだという。

           深見千三郎というおじさんは、
           若い時の女性問題で手にそのおとしまえが残ったり、
           とか、ガンコなキャラクターのせいも強いのであろう。
           「ひと様の前に出ない」と浅草を出ることは
           ゼッタイにしなかったそうだ。



           関東というより、全国区芸人がどっさりいるな。
           吉本なんか、目じゃないよ。

           この流れがもう、ここからは無理なんだろうか。
           新宿、いや他にはないな。
           浅草に若手芸人育成のメッカは、
           あり得ると思うな。

           人材よ、いでよ。






                

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