埼玉県立嵐山史跡の博物館
令和5年度企画展「武蔵武士の食と信仰 ー食べて 祈って 戦ってー」
会期:2024年1月13日(土)~3月3日(日)
会場:埼玉県立嵐山史跡の博物館
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歴史上の偉人から庶民に至るまで、いにしえに生きた人びとにも、現代に生きる私たちと同じように“食
の営み”がありました。そして中世の武蔵武士たちにとっても、戦や鍛錬に励みつつ所領を治める領主と
しての務めを果たすため、栄養に満ちた食生活を送ることは不可欠でした。
武蔵武士が何をどのように食べて生きたのか、どのようにして他の命を得て食物とする「罪」をあがなお
うとしたのか-。武蔵武士の食の風景を紹介するとともに、その心に迫ります。
《企画展「武蔵武士の食と信仰 ー食べて 祈って 戦ってー」チラシ裏面から》
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を観覧してきました。
展示は、
プロローグ
1章 掘り出された食
2章 食を得る
3章 食の風景
4章 食と信仰
エピローグ
からなり、出土品や絵図(パネル)、書物等で武蔵武士の食と信仰が紹介されています。
初日である本日は、本企画展を担当している学芸員による展示紹介(解説)がありましたので、そのこと
も含めての訪館でした。
展示品についてはほんの数点の紹介に留めておきます。
展示室入口横に掲げられた垂れ幕
中世の食材(推定)
イノシシ剥製 二ホンジカ剥製 キジ剥製 カモ剥製 埼玉県立自然の博物館 蔵
調理具
【おろし皿】 中世 小沼耕地遺跡(加須市)出土 埼玉県教育委員会 蔵
【しゃもじ】 中世 小沼耕地遺跡(加須市)出土 埼玉県教育委員会 蔵
【刀子】 鎌倉時代 堂地遺跡(川島町)出土 埼玉県教育委員会 蔵
【小刀】 鎌倉時代 行事免遺跡(嵐山町)出土 嵐山町教育委員会 蔵
貯蔵具
【常滑大甕】 13世紀中頃ヵ 諏訪木遺跡(熊谷市)出土 埼玉県教育委員会 蔵
【吾妻鏡(寛永版本)巻九】 埼玉県立歴史と民族の博物館 蔵
【銅造阿弥陀三尊懸仏】 鎌倉時代 古尾谷八幡神社 蔵(川越市)
【鹿食免・鹿食箸】 個人
購入してきた本企画展図録 と 御城印(本企画展期間のみ販売の限定品)
御城印の台紙は、ユネスコ無形文化遺産の細川紙が使用されています。細川紙は、埼玉県小川町や東秩父
村で生産されている高級手漉き和紙です。
観覧日:令和6年(2024)1月13日(土)
深谷熊谷って、水田耕作に適していたから、巨大古墳が出来たと思っております。
内陸部では、塚程度の古墳しかないのでは?と思っております。
地域の生産能力と古墳の大きさには相関があるのでは?
貴重な考察参考にさせていただきます。水運(河川)の便も影響しているかもしれませんね。