山歩き、渓歩き

以前の山のぼり、渓流釣りなどのふりかえりと最近の風景を織り交ぜて。

双六谷本谷

2017-09-05 07:33:45 | 登山
双六谷本谷

数日前から天気予報とにらめっこ、 決行。

深夜に甲府を出発、明け方金木戸第一発電所ゲート前に到着、ここから長い歩きのはじまり。


一時間半?ほどかかって第二ゲート。


林道崩壊地があり迂回、大きな高巻き道を登っていく。


がけ崩れで橋が崩壊していました。


やっと北の俣、金木戸本流との分岐。右へ行きます。



小倉谷近くの吊橋残骸。


広河原の出水堤を過ぎて右岸の一段高い旧軌道跡を行きます。荒掘りの隧道。


軌道跡も崩壊地がいくつかあり、通過も困難


打込谷手前の壊れた吊橋、20年近く前はこの辺りまで岩魚釣りに来ていましたが・・


大岩の乗越しや 深い淵の泳ぎの連続。



予定地までいけず、センズ谷よりもかなり手前の林の中で泊まり。


翌日もゲジゲジマークの多い流れ。


藪コギもあります。



両岸は切り立っています


やっと下抜戸の広河原?


こう言う渡渉は何回したことか


大きな淵、岩魚もゆったり泳いでいます。


さてここは!?  何処を行くのか、?万事休す!!?


右手を肩まで浸かり かすかな岩角に何とかシュリンゲを引っ掛けかろうじて突破。


今日も予定よりも大分手前の蓮華谷出合いで幕営、せめては焚き火でも。


翌日も 谷の遡行は続きます。天気は良いようです。


稜線が見えますが、双六岳?まだまだ遠い。



雪渓が現われてきました。


いくつかの支流も分け谷も狭くなってきました。




もう水もかなり少ない。


水が枯れました。まだまだガレ沢歩きが続きます。熊の糞も随所に。



草原の中の細い枯れ沢を延々と伝っていくとやっと双六小屋が見えてきました。


双六池のテント場。今日はもうバテバテ、小屋泊まりを決め込む。各所に連絡の取りまくり。



翌朝、正面に朝焼けの鷲羽岳



双六小屋を後にして。



稜線に出ると 槍ヶ岳。



遠くには白山も。


しばらくは槍ヶ岳、穂高 等々、山岳展望を楽しみながらの稜線歩き。


鏡池に映る槍ヶ岳。


長い下りの後やっと小池新道入り口です。後は林道歩きで新穂高の最終ゲートへ。



長い林道歩き、旧軌道跡の藪歩き、大岩の乗越え、深い淵の泳ぎ、ヘツリ、渡渉

ザックピストン、ショルダー、藪コギ、懸垂・・・・知っている技術?を駆使し、

幾度となく、進退窮まり、万事休すかと思われる所も何とか越えられましたが、長旅にはホトホト疲れました。

やはり年を考えないと・・



予定を大幅に超過しましたが幸い天気もまずまずで無事に帰れて何よりでした。