AKB48の旅

AKB48の旅

川栄さん、入山さん、スタッフの方の、一日も早い回復を祈らせていただきたく思います。

2014年05月26日 | AKB
川栄さん、入山さん、スタッフの方の、一日も早い回復を祈らせていただきたく思います。

・・・

事件の詳細が分かってくるにつれて、まず思ったのが、日本は水と安全がタダの国なんだということ。逆だろと思われるかも知れないけど、ハインリッヒの法則は置いとくとして、AKB結成以来、メンバーの生命が脅かされるという事態は、これが恐らくは初だったわけで、長期にわたって、大変な規模で握手会などが行われてた中での初だということ。「いつかおこると思ってた」というのは、そりゃマーフィーの法則なんであって、起こる可能性のある事はいつかは起こる、起こるべきことは必ず起こることになる。

もちろん、不測の事態に備える、必要な手を打つというのは当然なんだけど、今回の事態を受けて、過剰な反応、それこそ自粛、萎縮に向かうのは、無責任と取られるのを恐れるのだけど、それでもできれば最小限に留めて欲しいなと思う。もう一度、日本は水と安全がタダの国であるという前提に立ち返って欲しいとも。

そもそも論になるけど、日本型アイドルとは、戦乱と疫病と飢餓を前提としない、カワイイを表面上の最高価値とする文化なんであって、その系としての高信頼社会、持続可能社会をインフラとしてると考えられる。であればこそ、この際、そんな無自覚な前提に自覚的になることで、さらなるファンとの長期的な信頼関係を模索するというのはどうだろう。

今回の犯人にしても様々なことが言われてるけど、恐らくは精神を病んでいたと思われる。精神を病んでる人は一定の割合で必ずいるわけで、その中にはやはり暴力性向を示す人が一定数存在する。これは事実なんであって避けられない。その他、純粋に悪人というものも存在するのは間違いないし、何らかの原理主義に囚われたテロというのもあり得る。そのすべてから「会いに行けるアイドル」をプロテクトすることは不可能だろう。発想を変えなければならない。

「会いに行けるアイドル」を維持したい、守りたいのであれば、少なくとも私が思いつける答えは、一つしかない。運営サイドがメンバーを守る努力をするのは当然として、ファンサイドもメンバーを守るべく努力すること。何も難しいことを言ってるのではない。「相互監視」というと聞こえが悪いけど、かつての日本社会の高信頼の負の側面として、この「相互監視」は存在したし、現在も存在してる。

握手会などに集うファンが、その場限りの疑似共同体化して、相互に安全を確認しあう。挙動不審者をチェックする。最終的には、暴力行為に及ぶのを阻止する。運営サイドがそのようにお願いし、そのように誘導するスキルを画策する。既にして「水と安全はタダ」な日本社会に、これができないはずがない。過疎るとどうよな見方もあるだろうけど、であれば過疎らせない方策を講じることにもなるだろう。そしてそれが実現するなら、精神を病んだ人、悪意を持つ人、テロをもくろむ人よりも、そうでないファンの方が圧倒的多数なのだから、これで阻止できない事態は想定外で構わないとも思う。


コメントを投稿