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AKB48の旅

AKB48の旅

ファンダム

2018年11月07日 | AKB
紅白歌合戦、「男女が競う立て付け」の違和感

かつて、流行歌は学校や職場など「身近にいる友だちや知り合い」の間で共有するコミュニケーションツールとしての役割を果たしてきた。もちろん今でもその側面は変わっていない。数年前なら星野源の「恋ダンス」が、今年ならDA PUMPの「いいねダンス」が忘年会の余興として各地で披露されるだろう。

 しかし、そうしたコミュニケーションとは別に、SNSが普及した現在はアイドルやアーティストのファン同士が繋がり合い、密接に情報を交換し合うことが容易になっている時代でもある。特に熱心なファンは濃く、ハイコンテクストな文脈を共有し、独自の行動様式や文化を生み出す「ファンダム」を形成する。

 21世紀は、いわば「ファンダムの時代」だ。ヒットチャートで首位になるようなアイドルやアーティストであっても(いや、むしろそうであればあるほど)、マニアックなファンに支えられている。そして、そうしたファンダムに向けてアイドルやアーティストの事務所は「ファミリー化」を打ち出す。1つのグループのファンは、ファンダム内での情報交換によって派生するグループや下の世代のグループのファンになる。ジャニーズ系、EXILEを筆頭としたLDH勢、AKBなどの48グループや乃木坂46などの坂道シリーズが象徴的だ。躍進著しいK-POP勢にもそうした面がある。


引用元は長文の記事で、いささかの誇張を込めて玉石混淆と評価させていただくけど、いちおう 玉 > 石 だよねとは書かせていただきたいと思う。そんな玉石混淆の中、いちばん面白く感じられたのが、上記引用部分。「ファンダム」という言葉が出てきたのにはびっくりさせられた。

進化論の世界では、退化し消失した器官が再び復活する例がほぼないことが知られてるけど、たぶん一度事実上の死語となった言葉が、しかも本質的に同じ意味概念をもって復活することってあるんだろうか。類例を思いつけない。

となるとBNFも復活して、トップオタをBNFなんて読み替えるようになるんだろうか。こちらの例をてきとーに思考実験してみると、なんかパラダイムシフトの臭いがするんだけど、引用元の記事に流れる通奏低音ともいえるポリコレ的な要素と絡むのだとすると、なんか違和感しかないなあ。