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AKB48の旅

AKB48の旅

「フェミニズム」という傷跡

2018年10月21日 | AKB
炎上した「キズナアイ」問題…日本文化が描いてきた女性像から考える

教養番組、特に科学番組におけるジェンダー配置にてらせば、小保方晴子氏のSTAP細胞の記者会見は、理系女子の若手研究者が主役となり、中年男性研究者が補助的な位置を占めるという意味で、理系研究への女性の進出をメディアで伝える意味でも、科学的な要素を含むテレビ番組に女性が主役として登場するという意味でも画期的な意義をもつはずであった。

 しかし、肝心の発見内容に疑問が提示されたことで、これまでの教養番組のジェンダー配置を相対化する意義が中途半端に終わってしまったことは、かえって、“やはり女性は外見のかわいらしさだけなのか”という偏見を助長する弊害が懸念された。


昨日の今日なんだけど、「国際スタンダード」という名の傷跡と同様の構図がここにあるわけで、AKBが援用されてることでも分かるように、両問題は不可分なのかも知れない。

それでもフェミニズムについては、基本、触れたくないので、この辺りについては指摘するだけに止めさせていただきたい。ただ、上記引用のような「援用」が、当たり前のように行われてしまうということの危険性について、もう少し自覚的であっても良いんではないか、くらいは言い放ってしまおうかな。