AKB48の旅

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前田裕二著「人生の勝算」

2017年08月08日 | AKB
ここんとこちょくちょく、SHOWROOMの前田裕二社長の言動に触れてきてるということで、やはりしっかり一次ソースに当たるべきだろうと思って、著書の「人生の勝算」を手に取ってみた。

内容的には、先日の記事「生配信のギフティングに熱狂する人達の心理」「エンターテインメントは送り手が楽しまなきゃダメだ」の参照先と重なるものだけど、もう少し踏み込んだことも書かれてる。以下、142-144pから引用。

頑張るという言葉を分解すると、「見極めて、やり切る」ということになります。(中略)どんなに熱を投下しても、その前の「見極め」をしっかりやっていなければその熱は無駄になります。これがビジネスのPDCAサイクル(Plan「計画」Do「実行」Check「評価」Act「改善」)を回す、基本中の基本です。

「頑張る」という言葉を何の迷いもなく「見極めて、やり切る」と解釈した上で、さらにはPDCAサイクルへと直結させるという、なかなかのとんでもなさ。この特異とも言える「思想」の淵源は、前田社長自身の生い立ちと、外資系投資銀行とニューヨークでの経験によるものらしい。こんな人物を、秋元氏がオモシロがらないはずがない。

その上でと言うか、であるにもかかわらずと言うか、エピローグでは「思考は強く思うほど現実になる」と書いてしまう。秋元氏とは違った意味で、不思議なバランスの上にある人のように感じられたかな。


生配信のギフティングに熱狂する人達の心理
http://blog.goo.ne.jp/ichthyophagi/e/71758952d39d559ae1d8631602eeacc2

「エンターテインメントは送り手が楽しまなきゃダメだ」
http://blog.goo.ne.jp/ichthyophagi/e/79d2fe407230807a4d91c28db6924ef8