AKB48の旅

AKB48の旅

「写りな、写りな」その4

2016年03月15日 | AKB
これでたぶん最後の「その4」。以下235pから引用

今年2016年はAKB48にとって難しい1年になるでしょう。ある意味、今までのAKB48を忘れて、新しいグループを一から作るくらいのことをしなければ、乗り切れないかもしれません。だからこそ、由依をはじめこれからのAKB48を担うメンバーは全員、「自分たちが新しいAKB48の初期メンバーになるんだ」という自覚を持って欲しい。その初代総監督が横山由依なんです。

だから、私のやり方なんてマネしなくていい。失敗していいんです。これからは、あなたのすべてが正解なんです。うまくしゃべれなかったら、それが正解だし、今までやったこともない企画に挑戦して失敗したとしても、それがAKB48にとっては正解なんです。優秀な人だから、まとめ上手だからという理由であなたを指名したのではありません。あなたの愛すべき欠点やこれから起こるかもしれない失敗も含めて、由依が思うようにやることが今後のAKB48にとってぜったいプラスになる、そう確信したから指名したのです。


高橋さん御本人に自覚はないかもしれないけど、一言一言がハイコンテクストになってる。この短い引用でも、そこからアクセスされるべき巨大な情報量が紙背に聳えてる。最も単純な議論背景としても、直ちに複雑系組織論と失敗学に参照してる。さらにその背景には人間論、宗教論、そして文明論までもが控えてる。

あらためて、「AKB48とは高橋みなみのことである」とはよく言ったもの。