市さんの自然との対話日誌

里山師、釣師を自称のオヤジが遠州の山間地に3千坪の山林を購入、自給自足を目指し田舎暮らし開始。魚釣、生き者達との対話

ヤマノイモ掘り

2013-12-05 16:21:09 | 山菜
 ホヲキノタ山に自生している3~4年もののヤマノイモ、皆で3箇所で掘り始めた。大きな石が邪魔して、思うように掘れないもの、真っ直ぐだけれど細くて1mぐらい深いもの、太いけど突如として曲がっているもの、さすが自然のものは手強い。掘ってみないと地中の状態は分からない。
 ホヲキノタ山は今昼でも3~4℃、じっとしていると寒い。彫り始めて数十分、皆、着ているものを少しずつ脱ぎ始めた。
 時折、悲鳴とも歓声とも思える声が聞こえる。歓声は太いのが見えた瞬間で、悲鳴はヤマノイモを傷つけたり、折ったりした瞬間だ。

 1時間半以上かけた獲物は。
 
 左が自生のヤマノイモ、右が購入した苗を4月に植えた短型の自然薯。

 汗をかいた後は昼からビールで乾杯。自然薯食べ比べだ。
 

 オラの正直な感想。粘りが強烈な自生のヤマノイモは濃厚で圧倒的に美味い。でも、もし仮に出汁で薄めたら、あまり差がなくなってしまうかも。


 自然薯掘り大ベテランの N.Gさんから面白い話を聞いた。前年の種芋を栄養にして蔓が伸び、葉が出て、それからは芋が栄養を蓄えて大きくなることまでは以前から聞いていたが、その種芋の部分は栄養を吸い取られて、ちょうど地蜘蛛の袋のようなものになってしまい、別に前年より大きい芋が生成されていくとのこと。不思議だねー。

 だとすると、更に不可解に思える。蔓が出始めるのが5月過ぎ、葉が枯れるのが11月ごろ。この6ヶ月ぐらいの間に1mも伸びることになる。1ヶ月10センチ以上も、障害物を避けながら。
 
コメント
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