三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

大相撲なんかいらない

2007年08月18日 | 政治・社会・会社

大相撲の横綱が仮病を使ったとかなんとかで大騒ぎしているようですが、仮病くらいで騒ぐのだったら、かつて八百長の話が持ち上がったときには、今回と比べものにならないくらいの大騒動にならなければいけなかった筈です。普通の会社で考えてみると、仮病で休むのは単なる欠勤で、給料を減額されることはあっても法的な処罰を受けることはありません。しかし八百長となるとこれはわざと負けるわけで、競合他社とのプレゼンにわざと負けて裏金をもらうのと同じことですから、どんな犯罪になるのかわかりませんが、とにかく警察に捕まって罰せられるのは間違いのないところです。横綱が仮に会社で言う取締役以上に該当するなら、特別背任といったところでしょうか。しかしたとえ取締役であっても、病気だといってサボったのがばれたからといって特別背任にはなりません。仮病と八百長とはそれくらい違うということです。
にもかかわらず、八百長騒ぎのときには取り上げもしなかったテレビニュースが何度も何度も繰返し横綱の仮病について取り上げるのは、どう贔屓目に見ても、この横綱が外国人だからに違いありません。
外国人→出稼ぎ感覚→日本に対する愛国心も何もなし→そういう人間が横綱→大相撲の屋台骨を揺るがす・・・という図式です。八百長騒ぎのときは、八百長がばれる→大相撲の信憑性、ひいては神聖な国技という印象が崩れる→大相撲の屋台骨を揺るがす・・・という訳で、全く同じ図式の表裏です。だから大騒ぎにならず、報道もされなかったのです。
つまりこの国には、大相撲の屋台骨を揺るがすわけにはいかない、という大前提があるのです。どうしてそんなものがあるのでしょうか? それは大相撲を取り巻く利権集団の思惑があって、その利権集団は国家権力の中枢、広域暴力団の中枢とも縁が深く、国民の薄っぺらな愛国心を利用して自分たちの利権を守り、広げています。マスコミは彼らの思惑に従って報道しているのです。
しかし私たち庶民には大相撲に関わる利権など一銭もありません。だから本音を言っても損をすることはないのです。

大相撲なんか、いらない!

その証拠に、今年の新弟子検査にはひとりの応募もなかったというではありませんか。やる人がいないものを無理に存続させるのは無駄なことです。会社の「生き残り」を図ったり、人類の存続や一族の繁栄を望むのは、人間の最も愚かな一面です。大相撲を早く廃止しましょう。国技館を壊して、その跡地には原発でも建てればよろしい。新潟や福島の人に迷惑をかけてまで原子力発電をしてほしくはありませんので、どうぞ東京のど真ん中、できれば皇居あたりに原発を造ってほしいくらいです。もう一度言います。

大相撲は、不要です。