三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

宝塚記念~ブエナビスタを信頼

2010年06月27日 | 競馬
宝塚記念G1です。
馬場は重馬場くらいでしょうから、ドリームジャーニーには不利。スマートギアも切れ味が鈍るでしょう。ロジユニヴァースにとっては得意な馬場でしょうが、前走から一頓挫あったのが割引。前走で大きく負けた馬や休み明けの馬も苦しいでしょう。前走が重賞でなかった馬も出番なし。
今回は普通に予想して、ブエナビスタ中心。相手もG1馬のジャガーメイルセイウンワンダー。食い込むとしたら2連勝と好調なアーネストリー。あとは前にいけて、香港でも接戦だったネヴァブション

◎ブエナビスタ
〇ジャガーメイル
▲セイウンワンダー
△アーネストリー
△ネヴァブション

を頭に3連単を買います。


省エネ法~ダブルスタンダード

2010年06月26日 | 政治・社会・会社

この4月から改正(?)省エネ法が施行されて、私の会社でも対応に追われています。ポイントは2つで、ひとつはガスと電気の使用量を前年よりも1パーセント減らすこと、もうひとつは書類を作成して提出することです。

実務を担当する者にとって煩わしいのは、経済産業省だけでなく東京都にも書類提出や報告をしなければならないことで、東京都の決まりでは、経済産業省に対しては必要のない水道の使用量も報告しなければなりません。経済産業省と東京都の両方に対応するのは大変に手間がかかるので、どうせ同じ内容を報告するのですから、先方で情報を共有してくれればいいことです。そのためにシステムを変更しなければならないのなら、お金をかけて変更すればいいでしょう。訳のわからない東京オリンピック誘致に何百億円もかけるよりは余程有効な投資です。

さて、無駄な仕事を都民に押しつけて働いた気になっているスットコドッコイの都庁職員は、企業から報告書を提出させて「指導」するつもりのようです。経済産業省も同様に「指導」するつもりのようですから、企業としては両方に対応することになり、同じことを二度もしなければなりません。何故こんな無駄なことをするのか意味がわかりません。
東京都は都知事も都知事なら職員も職員で、やらなくてもいいことばかりやっています。都議会は民主党が多数派なのですから、早いところ事業仕分けを実施して都庁の余計な仕事と余計な職員を削減して欲しいものです。

実は報告書の提出先は経済産業省と都庁だけではありません。
かつて小池百合子という無駄な人が大臣を務めていた環境省からも、温室効果ガスの排出に係わる報告書を提出するように求められています。
しかし提出先は環境省ではなく、各企業の所管の省庁です。しかも環境省はヘルプデスクを三菱総研に丸投げしています。環境省は一体何をするのでしょうか。

鳩山さんが25パーセント削減という大風呂敷をひろげた温室効果ガス対策ですが、官僚に丸投げしたおかげで民間企業は大迷惑を被っています。環境関連企業はガスや電気の使用量を計測する装置や、複数拠点の使用量を合算して原油換算し、報告書に仕立てるASPのシステムなどをいち早く開発して、抜け目なく売り込んできます。こうした目先の利益を小賢しく稼ぐのも結構ですし、そういうツールを使って日々の省エネに取り組むのも結構なのですが、人類全体の利益を鑑みたとき、どこかピント外れの動きではないかという印象が拭えません。

たしかに省エネをして地球の温暖化を遅らせるのは意味のあることかもしれません。二酸化炭素が本当に温暖化の原因なのかについては議論があるようですが、ここ数世紀の急速な発展が温暖化の速度を速めているのは間違いのないところでしょう。言わば人類の歩みそのものが地球の温暖化の根本的な原因なのです。誰もが気づいている筈なのに、誰もそのことに言及しません。モバイルなどのIT技術に代表される科学文明の発展による恩恵を誰も否定できないからです。

仏教では五体倒置という礼拝があります。身体を目の前の地面に投げ出し、その分だけ前に進み、聖地を目指します。五体倒置を実践する修行僧はIT技術を必要としません。自動車も列車も要りません。日本に暮らす私たちからみれば不便窮まりないように思えますが、実はそうでもないと思います。物質的な充実は必ずしも精神的な充実と一致しないからです。美味しいものを食べたからといって精神的な充実が得られる訳ではありません。満足感や充足感はありますが、それは一過性で、精神の充実と程遠いものです。
むしろ仏教では、なるべくものを食べないようにすすめています。身が細くなればなるほど、ますます頭が冴えると教えているのです。

地球温暖化は聖書にある最後の審判、仏教でいう末法の時代が到来した現れなのかもしれません。省エネ法などの小手先の誤魔化しではなく、人類全体のありようそのものを考え直すべきではないでしょうか。


日本国民の政治責任

2010年06月22日 | 政治・社会・会社

日本国民はまともな政治意識や世界観もなく、マスコミの報道を分析し分別する能力もない。報道を鵜呑みにし、ただ印象や気分、雰囲気で政治を評価するだけだ。マスコミに煽動される衆愚政治がいまの日本の有様であり、国民は政治主導を望まない。せっかく去年の総選挙で政権交代を自分たちの投票で実現しておきながら、政治を検証することもなく、ただマスコミに流されて現政権を否定するだけだ。

鳩山さんは、最後に国民にダメ出しをして辞めていきました。しかし、最後に言うくらいなら最初からダメ出しをしておけばよかったと思います。
前々回の総選挙で小泉自民党を大勝させたのも同じ有権者です。その結果、日本経済は弱体化して格差社会となり、沖縄では子供たちや女性が米軍兵に犯されたり殺されたりしています。米軍兵は精神レベルは日本の暴走族と似たり寄ったりですが、人殺しの訓練を受けているので日本の暴走族よりも遥かに残忍です。
日本の年間自殺者は政府発表では3万人ですが、それは明らかに自殺と断定できる人数に過ぎません。ほぼ自殺または恐らく自殺という事例を含めると、年間の自殺者は10万人を超えます。5分にひとりが自殺している勘定です。
誰がこんな社会を望んだのでしょうか。小泉自民党に投票した日本の有権者がこんな社会を望んだのです。
日本は憲法で国民主権の国であると定められています。政治責任は政治家だけに帰せられるべきではありません。主権者たる国民にも、自分の投票行動に対する責任があります。
鳩山さんは、郵政選挙を改めて総括し、その反動としての政権交代に対する有権者の責任について、就任早々に国民全員に伝えるべきでした。
鳩山さんと小沢さんがいなくなった政権は、もはや官僚の言いなりです。官僚は国民の生活や国の将来などどうでもいいのですから、今後も格差は続き、自殺者は増えつづけ、沖縄の人々はひどい目に遭いつづけるでしょう。それはマスコミに煽動されたされないにかかわらず、主権者たる私たち国民の責任なのです。


エプソムカップ~トウショウウェイヴ

2010年06月12日 | 競馬
エプソムカップG3です。
府中の5連戦で5連敗したので、あとは宝塚記念だけ買って夏休みに入ろうと思っていたのですが、出馬表を見て予想をしてしまうと、馬券を買わずにいられません。ビョーキですね。

さて、土曜日の府中の10レース、1000万条件で1分59秒7という速い勝ちタイムが出ました。とにかく今回の東京開催は超高速馬場で、レースの上がりが34秒を切ることもあるくらいで、極限の瞬発力が要求されます。差し一辺倒でないこと、上がり勝負、ゴール前に強いこと、追える騎手であることが条件です。
そこで人気を見ると、前売りの1番人気は唯一のG1ホースであるセイウンワンダー。実績からして上位に来る可能性は高いのですが、3着が多いことでもわかるように、ゴール前の瞬発力勝負に弱いと思います。シルポートも決して速い上がりタイムのある馬ではありません。格好の目標になるのではないでしょうか。同じメイステークス組なら東京コースでしか活躍のない4着のトウショウウェイヴのほうが狙いでしょう。新潟大賞典組は2頭とも有力。勝ったゴールデンダリアは今回別定で1キロ増量なので、0秒2差で2着のセイクリッドバレーと互角くらいでしょうか。
その他の馬では、前走で1秒以上負けてしまったドモナラズキャプテンベガゼンノグッドウッドニルヴァーナは出番がないでしょう。前走が2ケタ着順で今回休み明けのブレーヴハートサンライズマックスも消し。タケミカヅチナイアガラキョウエイストームデストラメンテは東京コースが鬼門。テイエムアタックは格下の上に使い詰め。前走最低人気で芝コースの初勝利をあげたラインプレアーは重賞ではちょっと無理。ただ、上がり馬のストロングリターンはシンボリクリスエス産駒で、G3なら通用するかもしれません。

◎トウショウウェイヴ
〇セイクリッドバレー
▲ストロングリターン
△セイウンワンダー
△シルポート
△ゴールデンダリア

から馬連を少しだけ。


政治とマスコミと国民

2010年06月11日 | 政治・社会・会社

鳩山さんが辞任のときに演説した内容は、この苦しい8ヶ月の心境を痛々しく吐露したものでした。私なりに鳩山さんの真意を推し量ると~日本という国は、自分たちの既得権益を守ることしか関心のない官僚、旧政権の政治家、マスコミがタッグを組んで情報を操作し、偏った報道をして、その一方的な報道を鵜呑みにしてしまう馬鹿な国民が政権を非難し、無罪が確定した小沢一郎を再度法廷に引っ張り出すという異常事態まで起きてしまう救い難い状態に陥ってしまった。それでも去年の総選挙で漸く実現した政権交代を再度覆す訳にいかない。明治以来の官僚支配を打破しなければ日本に未来はない。民主党は参院選でなんとしても勝利しなければならない。非難の的である自分と小沢が引く以外に民主党への信頼を取り戻す術がないと判断して、辞任を決意した。~そんなところではないでしょうか。
報道では「私も引くから小沢さんも引いてください」という部分だけが何度も放映されて、それ以外の重要な言葉は殆ど放映されなかったのです。その点だけでも、マスコミの悪質な意図がわかります。
この国のマスコミは戦時中に大本営発表をそのまま報じた時代から、一歩たりとも進歩していません。
核兵器の密約で有名な佐藤栄作がかつて「新聞はあることないこと書くから駄目だ。テレビを呼べ」と叫んだことがあります。今も昔も新聞記者は真実を伝えるためではなく、自分または新聞社の経営者が伝えたいことを伝えるために記事を書いているのです。彼らに良心の欠片でもあれば、少なくとも事実と異なる記事は書かない筈ですが、どうやらマスコミという一種の権力の内部に入った途端に自分が権力者のひとりであるかのように勘違いして、同時に良心を溝に捨ててしまうようです。暴走族だった小僧が警官になった途端に威張り散らすのと同じです。
民主主義国家では権力は国民が一時的に施政者に託すものであって、属人的なものではないのです。警察手帳を持ったり新聞に自分の記事が載ったりすると、どうしても勘違いしてしまうのでしょう。警官や新聞記者に限らず、いまの日本人の精神構造では、誰もが犯す勘違いです。日本の文化レベルはその程度だということです。戦時中の大本営発表をそのまま報じた新聞に一喜一憂した衆愚の時代から一歩たりとも進歩していないのは、実は私たち自身なのです。


安田記念~昔の名前で出ています

2010年06月08日 | 競馬
安田記念はショウワモダンスーパーホーネットスマイルジャックでした。馬券はハズレ。リーチザクラウンキャプテントゥーレは予想したとおりの結果でしたが、アブソリュートサンカルロが案外でした。上位の馬は、かつてマイルチャンピオンシップなどで上位に来た馬で、一線級が出ていないと誰もが感じたこのレースで、出番があったということです。昔の名前で出ていますという歌を思い出しました。スマイルジャックの三浦騎手は少しはうまくなったみたいですね。


安田記念~スマイルジャック

2010年06月06日 | 競馬
安田記念G1です。
府中のG15連戦の最終レースで、4戦連続で馬券を外している私としては、なんとしても馬券を的中させたいところです。

今の東京開催は大変な高速馬場で、土曜日の準オープンのマイル戦でも1分31秒台の速い決着でした。安田記念もメンバーからしてそこそこのハイペースになるでしょうが、馬場がよすぎるので追い込み一辺倒では届かないでしょうし、かといって前に行き過ぎると末をなくします。

おそらく1番人気になるであろうリーチザクラウンは先行力はありますが、末脚の切れという点でいまひとつ。前に行っても難しいし、後ろから行くのはなお難しい馬です。同じ意味でキャプテントゥーレもレースが難しい馬。アンカツとヨコテンの名手2人ですが、今回はどうでしょうか。

香港勢は、フェローシップビューティーフラッシュがそこそこの人気になっていますが、サイトウィナーとどっこいのレースをしていると考えれば、ここでは用なしでしょう。

ということで、本命はある程度前に行けて末脚も切れるスマイルジャック。相手は差して来るトライアンフマーチサンカルロ。穴で東京コース得意のアブソリュート、さらに大穴で久々を叩いて好調のサンデーサイレンス産駒マルカシェンク

◎スマイルジャック
〇トライアンフマーチ
▲アブソリュート
△サンカルロ
△マルカシェンク

を頭の3連単と、ちょっと弱気に馬連のボックスを買います。