三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

ジャパンカップ~コンデュイット

2009年11月29日 | 競馬
ジャパンカップG1です。
ここは3枠と5枠と8枠の6頭が人気ですが、中心はもちろんキングジョージとBCターフを制しているコンデュイット。相手は当然ながらウオッカスクリーンヒーロー。そこにレッドディザイアがどこまで迫れるかというのが見どころ。5枠のオウケンブルースリリーチザクラウンは実績から見ると上位4頭には劣ります。
このところ馬券が当たっていないので、ここは頭数を絞って少しだけ。

◎コンデュイット
〇ウオッカ
▲スクリーンヒーロー
△レッドディザイア

から馬連と3連単を買います。


マイルチャンピオンシップ~関東馬

2009年11月22日 | 競馬
マイルチャンピオンシップG1です。
カンパニーが1番人気ですが、どうもこの馬が3回連続で馬券に絡むとは考えにくい。毎日王冠、天皇賞と激しいレースで消耗して、さらにマイルの息もつかないレースでどうなのかという疑問があります。かつて毎日王冠をレコードで勝って、その勢いのまま天皇賞も勝ち、間をあけて有馬記念に2番人気で臨んだネーハイシーザーが1.6秒も離された9着に終わったことを思い出します。
という訳で、ここは穴狙いと行きたいところで、穴をあけるのは関東馬だと思います。富士ステークス勝ちのアブソリュート、休養明けを叩いた3歳馬サンカルロが主力。天皇賞で惨敗したとはいえ、マイルなら走るスマイルジャックがその次で、あとは関西馬ですが、不得意な左回りの富士ステークスで差のない競馬をしたザレマ。思い切ってこの4頭に絞ります。

◎アブソリュート
〇サンカルロ
▲スマイルジャック
△ザレマ

馬連と3連単をボックスで。


エリザベス女王杯~ブロードストリート

2009年11月15日 | 競馬
エリザベス女王杯G1です。
牝馬は格よりも調子ということで、前走の成績が悪い馬をバッサバッサと切っていくと、残りは8頭。そのうち、メイショウベルーガは前走が準オープンで、さすがにいきなりG1ではきついでしょう。ピエナビーナスは京都の成績が悪すぎます。武豊のミクロコスモスは末脚が堅実ですがG1ではあと一歩及ばない感じ。

残りは5頭。秋華賞の2、3着は3歳馬が有利なレースでもあり有力で、そのうち、前走で2回も不利のあったブロードストリートの方を今回は上に見ました。府中牝馬ステークスで好時計で勝ったムードインディゴと休み明けを叩いたリトルアマポーラが相手。フランスのシャラナヤはキャリア5戦で大崩がなく、怖い存在です。

◎ブロードストリート
〇ブエナビスタ
▲ムードインディゴ
△リトルアマポーラ
△シャラナヤ

馬券は思い切りよく、から3連単を買います。


食品の安全とは何か

2009年11月12日 | 政治・社会・会社

先日、食品安全委員会の小泉直子委員長と消費者委員会の松本恒雄委員長が出席した公開討論会に出席する機会がありました。食品安全委員会は単に個々の食品の安全性について評価を行なう機関なので特にこれといった発見や示唆はなく、消費者委員会委員長の松本教授の話も現状の説明に終始して、やはり新しく得るものは何もなかったと言えます。2人に共通していたのは、食の安全について、消費者と事業者を対立軸として捉えているということでした。消費者が安全な食品だけを口にできるように、行政は事業者を監視し、管轄し、指導するという図式です。
しかしこの図式は単純化のしすぎであって、事業者というのはおそらく企業を指すのでしょうが、企業で働く人々は、事業者の一員であると同時に消費者でもある訳で、もちろん行政の人々も同時に消費者である訳です。消費者の中に、事業者の一員だったり、行政の一員だったりする人がいるという言い方もできます。単純な対立構造と指示従属の構造として捉えるのは、問題の解決よりも現状の維持、行政組織の維持に腐心しているためとしか思えません。

ところで、食品安全委員会は食品の安全性を評価するための期間ですが、食品の安全とは何なのでしょうか。また、食品とは何なのでしょうか。

食品とは、言うまでもなく他の生物のことです。他の生物を殺して食べる。動物でも植物でも、生命を奪うことに変わりはありません。稲刈りの風景はのどかですが、牛や豚の現場は凄惨です。生きた魚は包丁を入れると大量の血が流れます。それは経験のある人もいるでしょう。生きた鳥は首をハネてもまだ胴体が少し動きます。鳥を捕まえてその首を鎌でハネて、羽を毟って食べたことのある人がどれだけいるでしょうか。牛を狭い通路に追い込んで電気ショックで気絶させたうえに、頭に巨大なハンマーを叩きこんで殺し、皮を剥いで内臓を取り出してから肉を切って食べたことのある人がどれだけいるでしょうか。私も含めて、消費者は肉や魚が供給されるのをノホホンと享受していますが、生命を奪う厳粛な現場を想像することすらしません。

食品の安全とは何でしょう。2008年は食中毒で4人が死んでいます。食中毒は家庭での発生が6割強、家庭以外での発生が4割弱とされていますので、死んだ4人のうち2人または3人が家庭で食中毒になって亡くなり、1人または2人が飲食店や旅館、給食などのいずれかで亡くなっているということになります。家庭での食中毒に事業者が原因として絡んでいるのか、または家庭での衛生管理が杜撰だったためかはわかりません。家庭で食品を扱う人間に衛生の知識があれば防げた事故もあるかもしれませんが、とにかく、食中毒で1年間に4人が死んだということです。
一方、2008年に自殺で亡くなった人は警察庁の発表によると32249人です。これはあくまで警察庁の発表によるものであって、行政とすれば自殺が多いのは行政がうまくいっていない証拠でもあるので、行政の一部である警察庁がなるべく少ない数にしたいという思惑を持つのは当然のことです。異状死体の解剖が少しの割合でしか行なわれていないので、正確には不明ですが、実際の年間自殺者数は8万人を超えているという説もあります。マスコミはあまり報じませんが、若い世代の死亡原因の第1位は自殺なのです。
それに比べて、食中毒で年間に4人死ぬことが、危険な状態なのでしょうか。食品安全委員会という機関を設けて税金を投入しなければならないほど危険な状況なのでしょうか。

行政が事業者を監視、管轄し、指導するという図式はお役人の得意の図式であり、許認可権という既得権益を維持するために必須の構図です。役人がこの仕組みを続けていきたいのは当然ですし、研究資金を提供してもらえる御用学者がそれに饗応するのはやむを得ませんが、事業者だけを管轄指導していくだけでは、家庭で起きている6割強の食中毒事故を防ぐことはできません。
これからは消費者側への訴えかけも必要になるでしょう。食品の安全、衛生についての知識を広く周知することです。もし消費者の衛生観念、安全意識が向上したら、自分でよく観察するでしょうし、ときには調べもするでしょう。そして不衛生な店、危険な店には行かなくなるでしょう。危ない食品も買わなくなるでしょう。事業者にとっては死活問題になります。行政が指導しなくても自発的に安全、衛生の徹底に努めるはずです。

しかしそうなると困るのは行政です。仕事がなくなる。学者も困る。研究資金がもらえない。食品安全委員会も消費者委員会も、本来は不必要なのです。だって、彼らは何も生産しないし、物を動かしもしない。社会に寄生しているだけの存在です。食品の安全という大義名分のもとに国民の税金を掠め取っているだけなのです。

このことをなるべく早くマスコミが報じる必要があります。民主党政権は食品安全委員会や消費者委員会をなるべく早く解体して、国民に対する保健衛生の知識を周知する教育機関を設立するべきです。そうでないと、いつまでも消費者と事業者の対立構造という、ありもしない幻の構造を国民に示して、そこで税金を浪費し続ける腐った組織を温存し続けることになります。


金子由香利さん~変わらぬ歌声

2009年11月10日 | 日記・エッセイ・コラム
随分前の話ですが、山口百恵ちゃんが尊敬する歌手として金子由香利さんの名前を出したことがあります。ちょうどその頃に大学のフランス文学科に入学したこともあって、シャンソンを少しだけ聴くようになりました。当時はカセットデッキしかなかったので、レコード屋でテープを買ってきて、百恵ちゃんやジャズを聴いていましたが、金子由香利さんやダミアのテープも聞くようになりました。
金子由香利さんのコンサートは、西武劇場で行なわれていた頃に姉が行っていたので、自分も行きたいなとは思っていたのですが、若い頃はお金がなかったのでいけなくて、その後もなんとなく行きそびれたままになっていました。
しかし家内が、何かコンサートに行きたいと言い出したことで、金子由香利さんのことが真っ先に思い浮かび、急いでコンサートの情報を調べると、11月6日の金曜日に恒例のメルパルクホールのコンサートがあったので、イープラスというチケット供給の会に入会して、何とか2人分のチケットを確保して、当日の夜の仕事は休みを取って、出かけました。
チケットは25列目という、ほとんど最後尾に近い場所で、最近目が悪くなった私には金子由香利さんの顔も二重三重に見えていましたが、歌声は昔と全く変わらず、すばらしいファルセットの伸びでした。久しぶりに聴いた「再会」では、思わず涙が出てしまいました。

ただ、金子由香利さんの立ち居振る舞いを見ていて、もしかしたらかなりひどい腰痛ではないかと思いました。マイクを片手で持ち、もうひとつの手ではマイクスタンドに寄りかかったりしていましたし、歩き方や、花束を受け取るときの屈み方が、私と同じ腰痛もちの動きに見えました。「コンサートも30年続けてきて、大分長くなったので」ひとやすみすると仰っていましたが、腰痛が原因なのかもしれません。そして腰痛であれだけの舞台をこなしていたのだとすると、恐るべき精神力です。

3月には武蔵野でコンサートがあるそうなのでまたあの美しい歌声を聴きに出かけたいと思います。腰痛ではないかという私の心配が杞憂であればいいのですが。


アルゼンチン共和国杯~トウショウウェイブ

2009年11月08日 | 競馬
天皇賞は、真っ先に消してしまったカンパニーに勝たれて、馬券も完敗でした。井崎脩五郎さんが、調教技術が向上したお陰で、休み明けの馬やキャリアの少ない馬が活躍するようになったといっていましたが、同じ理由で高齢馬も活躍するようになったのでしょうか。少なくとも年齢で切ってしまうのは早計であることは肝に銘ずることにします。ウオッカの乗り方については、仕方がなかったと思います。向う正面でずるずる下がったときはもうだめだろうなと思ったのですが、4コーナーからの脚はさすがで、マイル戦だったら楽勝だっただろうと思わせるものでした。

さて、アルゼンチン共和国杯G2です。
ハンデ戦だけあって、難解なメンバーですが、ハンデ頭57.5キロの3頭は消し。トウカイトリックヒカルカザブエブレーヴハートは、長距離の久々ということで狙いが立ちづらく、トウセンキャプテンエアジパングはコース適性が?。エフティマイアヴィーヴァヴォドカの牝馬勢とダンスアジョイモンテクリスエスハギノジョイフルは、近走成績がいまひとつ。
ということで、東京コース得意で55キロのトウショウウェイブと57キロでもジャガーメイル。末脚強烈なスマートギアと休み明けの前走を好時計で勝ったアーネストリー、毎日王冠でカンパニーに迫ったハイアーゲームの5頭にしました。

◎トウショウウェイブ
〇ジャガーメイル
▲スマートギア
△アーネストリー
△ハイアーゲーム

このところ当たっていないので馬連をボックスで買います。