三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

猪瀬直樹に投票した人たち

2013年11月28日 | 政治・社会・会社

猪瀬直樹都知事が裏金を貰ったとか貰わなかったとかで、選挙違反や収賄罪に問われそうになっています。マスコミは猪瀬バッシングに大忙しですが、東京都の有権者に猪瀬都知事を責める資格があるのでしょうか。

猪瀬直樹は2012年の都知事選で4,338,936票という大量の票を獲得して当選しました。こんなせこい犯罪を犯す人間に4,338,936人もの有権者が投票したということです。石原親子との関係、小泉政権に取り入った経緯などを考えれば、猪瀬直樹に投票する選択などありえなかったはずです。誰でも手に入れることのできる情報から、たやすく判断できることでした。

都知事選の10日ちょっと前に中央高速の笹子トンネルの崩落事故がありました。直接的な原因は設備の老朽化であり、間接的な原因は杜撰な点検業務でした。私たちが疑問に思わなければならなかったのは、なぜ点検業務が杜撰になってしまったのかということです。
マスコミは報じませんでしたが、道路公団を民営化するにあたって年間予算を削る必要がありました。このときに民営化推進委員であった猪瀬直樹が、補修コストを徹底的に削れと主張したのです。このことで道路公団民営化に貢献したということで当時の国土交通大臣からいたく感謝されています。何を隠そうこのときの国土交通大臣が石原慎太郎の息子の石原伸晃なのです。副知事になったのは論功行賞みたいなものでした。
猪瀬の主張の結果、民営化された会社は補修コストを削減するために点検を簡易なものに変更してしまいました。安全が蔑ろにされたのです。そして起きた崩落事故。9名が死亡しました。
猪瀬直樹は崩落事故の原因を直接に招いた人間なのです。そしていまだかつて、そのことに対する謝罪も何もありません。

にもかかわらず、433万人もが猪瀬に投票しました。どうしてなんでしょう。
全員が猪瀬からお金を貰っていたとしたら、ひとり1,000円でも43億3000万円になります。こんなお金は持っていなかったでしょう。5000万円借りるくらいですからね。
全員が猪瀬の親戚である確率というのも、私の直感ではありますが、ほとんどゼロだと思います。
お金も貰っておらず、親戚でもないとしたら、東京都の有権者は何を考えて猪瀬に投票したのか?
多分、何も考えずに投票したというのが真実だと思います。少しでも考えていれば、猪瀬直樹が都知事にふさわしい人間ではないことが理解できたはずですし、そんな人間に投票することもなかったはずです。

東京都の有権者のレベルはこんな人間を選んでしまうレベルです。オリンピックが利権で腐りきっていることさえ知らないで、誘致が決まるともろ手を挙げて喜ぶ単細胞ばかりです。東京都はこれから悪くなりこそすれ、よくなることは絶対にありません。

猪瀬以外の候補に投票した2,108,808人の有権者がいることがせめてもの救いでしょうか。


レース回顧~ジャパンカップ

2013年11月24日 | 競馬
ジャパンカップの結果
1着ジェンティルドンナ ◎
2着デニムアンドルビー △
3着トーセンジョーダン 無印

頭から買ったジェンティルドンナが優勝。デニムアンドルビーも連下に押さえていましたが、トーセンジョーダンはさすがに買えず、馬券はハズレ
エイシンフラッシュが押し出されて逃げる展開では、超スローペース必至で、例によって後ろから行ったゴールドシップ以下は、向正面でもう終わっていました。
その点、ジェンティルドンナはどんな展開でも適応できる器用さがあり、他馬よりも一枚上手でしたね。
後方からただ1頭突っ込んできたのが53キロの3歳馬デニムアンドルビー。ハナ差とはいえジェンティルとは斤量差もあり実力はまだ離れていますが、やっぱりこの馬はまだ底を見せていないことがこれで証明されました。434キロの馬体重だけがネックで、4歳になって少し大きくなれば55キロもこなせるようになり、大きなところも狙えるかもしれません。まだ未知数ではありますが、楽しみな素材ですね。
トーセンジョーダンが3着に入ったのには驚きました。どこにこんな余力があったのかと思います。

エイシンフラッシュゴールドシップも切ってしまってジェンティルドンナから薄めに流そうかなというのが最初の直感でしたが、途中でゴールドシップが1番人気になったりしたものですから、安全策をとろうとしたのが裏目に出てしまいました。ゴールドエイシンも切っていたらトーセンが買えました。
馬券はやはり思い切りが大事ですね。

来週はジャパンカップダートです。イジゲンローマンレジェンドが去年の貸しを返してくれればいいのですが。


ジャパンカップ~ジェンティルドンナとアンコイルド

2013年11月23日 | 競馬
ジャパンカップG1です。

◎ジェンティルドンナ
〇アンコイルド
▲エイシンフラッシュ
△ゴールドシップ
△ルルーシュ
△アドマイヤラクティ
△デニムアンドルビー

オルフェーヴルとキズナは有馬記念に向かうようです。外国馬は凱旋門賞13着のジョシュアツリーが筆頭では出番はないでしょう。
これといった逃げ馬も先行馬もいないのでかなりのスローペースで、イン有利の展開になるでしょう。
本命はジェンティルドンナ。天皇賞が終わったときからジャパンカップでは本命と思っていたので初志貫徹の格好です。先行力もあり、直線勝負も臨むところですから、道中で変なかかり方をしない限りは勝つ可能性が高いと思います。もしかしたら逃げ切り勝ちということになるかもしれません。
アンコイルドは天皇賞でエイシンフラッシュに続く4着。ここは格からしてG1馬3頭の争いと見るのが妥当ですが、アンコイルドも力をつけているのは明らかで、上昇度からして逆転もある気がします。
天皇賞馬エイシンフラッシュはダービー馬ではありますが、得意は2000メートル前後。少しだけ距離が長い気がしますし、年齢も少し高い気がしますが、ゴール前の瞬発力は健在。
ゴールドシップは京都大賞典の負け方が腑に落ちないところもありますが、外外を回って脚を余したと考えれば、実績からして巻き返しがあって当然です。ただ、今回もスローペースでいつもどおり後ろからのまくり勝負だと、またしても脚を余す場合も考えられます。
他ではアルゼンチン共和国杯の上位2頭。勝ち味に遅い感じですが、3着争いならというところです。
大穴と思っていたデニムアンドルビーは意外にも5番人気に支持されています。G1ではいまひとつの着順ですが、地力はあるので53キロなら上位も考えられます。

馬券は◎〇-◎〇▲△△△△の3連単60点勝負。


レース回顧~マイルチャンピオンシップ

2013年11月17日 | 競馬
マイルチャンピオンシップの結果
1着トーセンラー  △
2着ダイワマッジョーレ 無印
3着ダノンシャーク 〇

馬券はダイワマッジョーレヌケハズレ

トーセンラーはマイルが初めての距離にもかかわらず、後方から徐々に進出し、直線ではメンバー中最速の上がりタイムで抜け出し、完勝でした。京都コースは3歳時にきさらぎ賞でオルフェーヴルを破り、その後も京都記念を勝つなど得意のコースではありました。それにしても初距離でのG1初制覇は天晴れというしかなく、武豊はやっぱり名人だなと感心しました。
ダイワマッジョーレダノンシャークはこのところの好調子が結果に結びついた形です。3歳馬コパノリチャードも逃げてよく頑張りました。
本命にしたグランプリボスは伸びを欠いて9着。11着に負けたクラレントは、毎日王冠の3着は展開が有利だったということになります。押し出されて展開が不向きだったという見方は穿ち過ぎでした。マイネイサベルはひとつもいいところがなく15着で、私の買った5頭は1着、3着、9着、11着、15着となりました。2週連続での的中を狙いましたが、やっぱり馬券は難しい。

さて来週はジャパンカップG1です。ディープインパクトの牝馬は一度調子が落ちると元に戻るのが難しいのではないかと言われていますが、他馬との力量差から言ってもやはりジェンティルドンナが中心。それにゴールドシップルルーシュあたりが人気の中心になるでしょう。あまり荒れないかもしれませんね。


マイルチャンピオンシップ~グランプリボス

2013年11月17日 | 競馬
マイルチャンピオンシップG1です。
ロードカナロア不在でかなりの混戦模様。前走の内容と期待感からダノンシャークトーセンラーのディープインパクト産駒が人気になっていますが、いまひとつ決め手にかける気がします。

◎グランプリボス
〇ダノンシャーク
▲クラレント
△マイネイサベル
△トーセンラー

本命はグランプリボス。マイルはG1レース2勝で昨年のこのレース2着と、実績は申し分ありません。仕上がり具合だけですが、前走を叩いて上向きなのは町がないところで、狙うならこのレースです。
堅実な走りのダノンシャークが相手。クラレントは毎日王冠がスローペースの逃げでだらしがなかった感じではありますが、もともと逃げるよりも先行して最後に交わすタイプ。展開に戸惑った部分があると思います。今回はコパノリチャードを見る展開で、直線で一度は先頭に立つことができそうです。
府中牝馬ステークスでは脚を余した感があるマイネイサベルは、安田記念で牡馬と互角の競馬をしており、ここでも通用するでしょう。後は距離をあわせることができればトーセンラー

いまひとつ絞りきれないので、馬券は5頭の3連単ボックス60点勝負にします。


レース回顧~エリザベス女王杯

2013年11月10日 | 競馬
エリザベス女王杯の結果
1着メイショウマンボ ◎
2着ラキシス     △
3着アロマティコ   ▲

馬券はメイショウマンボからの馬連2,780円3連単64,840円がともに的中ヴィルシーナホエールキャプチャを思い切ってバッサリ切ってしまったのがうまくいきました。

超スローペースで上がりの競馬。うまく立ち回ったメイショウマンボが末脚を生かして優勝。先行したラキシスが残り、後ろから来たアロマティコが3着。メイショウマンボの相手に期待したデニムアンドルビーは今回も後方からの競馬になってしまい、メイショウマンボアロマティコと同じ上がり34秒1の末脚を繰り出したものの5着に終わりました。この馬はもう少し器用に立ち回ることができたら大きいところも狙えるんでしょうが、現状では厳しいかもしれません。

さて、来週はマイルチャンピオンシップです。ダノンシャークあたりが人気になるようなら、他の馬でも付け入る隙がありそうな気がします。


エリザベス女王杯~メイショウマンボVSデニムアンドルビー

2013年11月10日 | 競馬
エリザベス女王杯G1です。
今年は外国馬の出走がなく日本馬同士の争いです。このレースは毎年秋華賞組が強く、特に今年はジェンティルドンナが不在なので3歳馬が上位を占めるのではないかと思われます。

◎メイショウマンボ
〇デニムアンドルビー
▲アロマティコ
△ディアデラマドレ
△ラキシス

本命は秋華賞を勝って二冠馬となったメイショウマンボ。その秋華賞で出遅れてまだ勝負付けは終わっていないと見るデニムアンドルビーが相手。古馬では府中牝馬ステークスでは直線で出られずに脚を余した感のあるアロマティコ。条件線を勝ったばかりながら伸びしろが見込める3歳馬のディアデラマドレラキシスが押さえ。
一番人気のヴィルシーナは、ホエールキャプチャと同等の評価になりますが、そのホエールキャプチャの前走が、勝ったとはいえあまりパッとしないレースだったので思い切って2頭ともバッサリ切ってしまいました。

馬券は◎〇からの馬連7点と◎〇-◎〇▲△△の3連単24点勝負。


食品偽装は構造の問題

2013年11月09日 | 政治・社会・会社

食品表示がワイドショーを賑わしています。
まさにワイドショーレベルの話題ですが、どのワイドショーも企業を個別に追求していくだけで、どの番組もどのコメンテーターも構造的な問題ではないかという問題提起はしません。
飲食業界に限らず、売値を高く、売上原価を低くすれば利益は多くなります。誰でもわかる話ですね。

メニューの表示価格を高くしても買ってもらえる、食べてもらえるためにはどうすればいいかというと、地名やブランド、収穫の仕方や保管の仕方、処理の仕方などの付加価値をつければいい訳です。葱ではなく「九条葱」「下仁田葱」「深谷葱」などとつけると値段を上げやすくなります。「気仙沼産のフカヒレ」や「丹波の黒豆」なども付加価値のための表現となります。このあたりも誰にでもわかる話です。

そして表示価格を上げても納得されるようにした後は、今度は仕入原価を下げる努力をします。物品だったらバレる場合もありますが、食材は殆どバレません。食べてわかる人は非常に少ないのです。
だからゴミみたいな肉の屑を集めて結着剤でくっつけて出してもわかる人はあまりいません。肉が柔らかければそれでいいと思っている人がたくさんいますし、それほど外食にお金を使っているわけでもないので、たまに食べるステーキがいい肉なのかそうでないのか、たいていの人がよくわからないのは当たり前だと思います。このあたりも誰でもわかる話です。

したがって、付加価値があるような表現をして、仕入原価を安くするためにその表現とは異なる食材を使用するというのは、飲食業界だけではなく、産業界の構造的な問題であり、ひいては日本の構造的な問題なのであるということを認識しないと、根本的な解決には至りません。

ところが、根本的な解決をしようとするためには政治的、経済的な抜本改革が必要になってきますから、たいていの企業にとって不利益な話になってしまいます。マスコミも例外ではありません。
だから報道しない。構造の問題だと、日本全体の問題なんだと、誰も言わない。
そして庶民はマスコミに誘導されて、この件が構造の問題であることを認識せず、個別の企業の倫理の問題に矮小化して捉えてしまいます。

総理大臣が危険極まりない原発を他国に平気で売ることのほうがよほど問題だと思いますが、それは問題にされません。食材の偽装による被害者よりも原発事故の被害者のほうがよほど甚大で深刻だと思いますが、やはりそんなことも報道しません。原発被害者はいつまで経っても避難所から抜け出せず、亡くなった人は浮かばれません。

日本はいつまで経ってもこんな調子です。


レース回顧~アルゼンチン共和国杯

2013年11月03日 | 競馬
アルゼンチン共和国杯の結果
1着アスカクリチャン 〇
2着アドマイヤラクティ 無印
3着ルルーシュ  ◎

馬券はルルーシュの頭からだった上に、アドマイヤラクティがヌケでハズレ

ペースは相対的に速かったと言えるでしょう。逃げたコスモラピュタがブービーの17着、付いていった馬はみんな後方に沈みました。唯一ルルーシュだけが直線で一旦は抜け出し、コース適正のあるところを見せましたが、いかんせん余力がなくてアスカクリチャンの末脚に屈し、アドマイヤラクティにも差されて3着になってしまいました。それでも一番強い競馬をしたのはルルーシュなので、この馬を本命にしたのは納得です。もしかしたらジャパンカップでも上位が狙えるかもしれないので是非、出走してもらいたいものです。

来週はエリザベス女王杯。秋華賞を勝って二冠馬となったメイショウマンボと府中牝馬ステークスで復活したホエールキャプチャの争いが見ものです。


アルゼンチン共和国杯~ルルーシュ

2013年11月03日 | 競馬
アルゼンチン共和国杯G2です。
G1以外の馬券を買うのは久しぶりですが、なかなか面白いメンバーなので買うことにしました。

◎ルルーシュ
〇アスカクリチャン
▲ムスカテール
△シゲルササグリ
△エックスマーク

本命はルルーシュアスカクリチャンと迷いましたが、東京コースが得意で前走の札幌記念は度外視できると考えました。アスカクリチャンの前走は59キロでの瞬発力勝負が堪えたと思います。今回は56キロで追える戸崎騎手となると上位争いは必須でしょう。目黒記念を勝っていてやはり東京コース得意なムスカテールが単穴。前走1600万を勝っている4歳馬2頭が押さえ。

馬券は◎ルルーシュを頭の3連単12点と馬単4点勝負。