三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

レース回顧~高松宮記念

2015年03月29日 | 競馬

高松宮記念の結果

1着エアロヴェロシティ ▲
2着ハクサンムーン  無印
3着ミッキーアイル   〇

馬券は2着のハクサンムーンヌケハズレ

レースはアンバルブライベンがのしをつけて逃げる展開。若い田中健騎手の果敢な逃げでしたが、4コーナーを回ったら他の馬が外を回っているのに1頭だけ内に取り残された感じで、結果は15着。本命に押したストレイトガールは13着、穴で狙ったリトルゲルダは16着でした。散々な予想です。勝ちタイムの1分8秒5が物語るように、力の要る馬場で、スピードよりも地力の争いになりました。そうなると500キロを超える力馬、エアロヴェロシティが有利です。持ち時計のないサドンストームが4着に食い込んでいることから、力勝負になったことは間違いありません。
ここまで馬場が変わることがわかっていれば、予想も少し違ったんでしょうけど、馬場の予想も予想の内と考えれば、どこまでいってもハズレはハズレです。

エアロヴェロシティのパートン騎手は初めて見ましたが、とても上手ですね。スタートも上手だし道中もスムーズ。最後は測ったように半馬身差で勝ちました。
ハクサンムーンは一昨年のシルクロードS以来勝ち星がないので軽視してしまいました。ミッキーアイルは逃げなくても上位争いができるまでに力をつけていることがわかりました。来年のこのレースあたり、狙えるのではないでしょうか。 

来週は大阪杯とダービー卿CTです。そろそろ当てたいところです。


高松宮記念~ストレイトガール

2015年03月28日 | 競馬

高松宮記念G1です。

◎ストレイトガール
〇ミッキーアイル
▲エアロヴェロシティ
△リトルゲルダ
△アンバルブライベン

本命は遠征帰りのぶっつけ本番になりますが、ストレイトガール。昨年のこのレースで不向きな不良馬場を一完歩ごとに追い込んできた脚を思い出します。先行馬がそろってハイペース必至の展開。中段あたりにつけられれば十分に届くと思います。差し切りに期待。
と言っても、前が止まらないのはG1のスプリント戦です。先行するミッキーアイルと香港スプリントで実際にストレイトガールを破っているエアロヴェロシティが強敵。2頭が先行して抜け出したところにストレイトガールが急襲する展開を予想します。
香港スプリントでは14着に負けていますが、その前のセントウルステークスではハクサンムーンに勝っているリトルゲルダが前走を叩いて上昇。インで楽をできれば直線で浮上する可能性があります。
たぶんハナを譲らないであろうアンバルブライベンが押さえ。インの先行有利な馬場で、例年のように差し-差しで決まることはないような気がします。楽に逃げられれば残る可能性があります。
その他デムーロ騎手のダイワマッジョーレローブティサージュハクサンムーンサクラゴスペルなど気になる馬はいますが、1着候補が3頭いるので手を広げていられず、強引に絞り込みました。

馬券は◎〇▲-◎〇▲△△(4、16、18-1、4、8、16、18) の3連単36点勝負。


外食のハラル対応について

2015年03月23日 | 日記・エッセイ・コラム

ハラル対応のセミナーに出席しました。セミナーの情報が必ずしも正確かどうかは不明ですが、聞き取った内容を以下にまとめてみます。

イスラム教徒のことをモスリムと呼びます。正しい発音は不明でムスリムだったりモスレムだったりします。マホメットも、モハメッドだったりムハンマドだったりします。キリストがイエスだったりジーザスだったりヤソだったりするのと同じで、いろんな言語で呼び方は変わります。日本人にはできないような難しい発音の場合もあります。ここでは、私が昔教わった、モスリムとマホメットという言い方をします。

モスリムの要諦は、六信五行だそうです。
そして六信とは、次の六つを信じることです。

  1. アラー
  2. 天使
  3. 啓典
  4. 預言者
  5. 来世
  6. 天命

アラーや天使が存在するかどうか、経典が正しいのかどうか、マホメットが本当に存在したのか、マホメットは本当は何を言ったのか、それを言ったのは本当にマホメットなのか、来世があるのか、天命とされるものは正しいのか、そういったことに関する根拠は何もありません。信仰なので、ひたすら信じるだけなのです。モスリムでない私たちが言えることは、イスラム教を信仰する人は確かに存在するということです。そしてモスリムの数は世界的に増加傾向にあるようで、もうすぐ20億人を超すそうです。世界は必ずしもいい方向に向かっているとは言えず、そんな中でモスリムが増えていくということは何を意味するのでしょうか。世界観や価値観は常に変遷し、俗な言い方をすれば人類は右往左往しながら生きてきました。モスリムが増えているのもあるいは一過性の現象かもしれません。人類の諸問題は究極の解決に至ることは決してなく、マルクスの説いた過渡期は永遠に過渡期のままであるような気がします。

話が横道にそれてしまいました。六信五行の五行は、次の行動のことです。

  1. カリマ(信仰)
  2. サラート(礼拝)
  3. ザカート(喜捨)
  4. サウム(断食)
  5. ハッジ(巡礼)

このうち、1.カリマはシャハーダ(信仰の告白)と言われる場合もあるそうです。ハラル(HALAL)とは、神から許されたという意味合いだそうで、許されていないことはハラム(HALAM)と呼ぶそうです。イスラムでは、必ずしなければならないことから、したほうがいいこと、してもいいこと、しないほうがいいこと、絶対にしてはいけないことに分かれているとのことでした。その中で、ハラムというのは絶対にしてはいけないことで、それ以外をハラルと呼んで差し支えないようです。ハラル対応で最も重要なのが食物に関することで、ハラル対応の実に90%は食物の対応なのです。食物に関する対応以外では、毎日5回のお祈りのための場所を確保する、お祈りのために手や足を洗う場所を設けることなどがあります。

食物のハラムは以下の通りです。

  1. 豚と豚由来のもの
  2. 犬と犬由来のもの
  3. アルコール

上記以外のものはハラルですが、厳密に言えば、牛、山羊、鶏はの方法に以下の規定があります。
イスラム教徒がをすること。特別な祈りの言葉を述べること。鋭利な刃物で動脈を切って死ぬまで血を抜くこと。血を抜ききる前に死んだ場合はすなわち死肉となり、ハラムとなります。した動物はイスラム教徒の検査員による検査を受ける必要があります。
基本的に一次産業の産物(穀物、野菜、果物、水産物、卵)はハラルとされています。ハラムである「豚由来のもの」には、ショートニング、ゼラチン、コラーゲン、インシュリン、レンネット、豚の腸や血液を使ったソーセージ、豚毛のブラシや歯ブラシなどがあります。

イスラム教は、絶対にしてはいけないことと、絶対にしなければならないこと以外は、モスリムそれぞれの考え方に任せる部分があります。ハラル対応を行なう側にも、段階的な対応が可能ということです。

具体的なハラル対応を考える前に、ハラル市場がどれくらいの規模かを知っておく必要があります。ごく小さな市場であればハラル対応の費用対効果は乏しいと判断されます。
日本に在住しているモスリムは2013年度で約18万5千人と言われています。来日する外国人観光客の総数は年間で2,000万人で、現在はそのうちの200万人が中国韓国からの観光客で、モスリムは40万人程度です。しかし2020年にはモスリムだけで200万人になるのではないかという予想(希望的観測?)があります。

世界のハラル市場は年間310兆円程度。そのうちの食マーケットは60兆円程度です。
インドネシアは人口2億5千万人の90%がモスリムです。富裕層は人口の1%強の約253万人です。日本に観光に来ることができるのはこの1%強の富裕層と考えられます。

延べ200万人のモスリム観光客が来日中に外食でひとり5万円を使うとしたら、1,000億円の市場となります。外食産業全体の市場規模は、20世紀末に30兆円にあと少しまで迫ったものの、現在は23兆円程度に落ち着いています。給食関係も入った数字なので、外食としての飲食店の市場は約12兆円程度です。1,000億円は飲食店の市場規模からすると120分の1です。
店舗数300店舗、年間の客数1,500万人のチェーン店だとモスリム観光客は年間で12万5千人となり、客単価2,000円とすると2億5千万円の売上となります。材料費と人件費を合わせたプライムコストを60%としたら、年間の売上総利益は2億5千万円×40%で約1億円となります。1億円の粗利しかないとなると、チェーンストアとしては手が出しがたいかもしれません。

ハラル対策がもっとも進んでいるのはマレーシアです。マレーシア政府ハラル認証機関(JAKIM)があります。JAKIMは宗教色の強い組織で、現在ではハラル認証関係は民間会社のハラル産業開発公社(HDC=Halal Industry Development Corporation)に移行しています。
日本ではハラル認証機関を名乗る団体が15団体程度確認されていますが、届出制も許可制もなく、組織形態の規定もありません。日本の法律に基づく根拠がないので、権威や信用、保証もありません。モスリム対応をするのに、認証は必要ではないのです。しかし団体の中にはモスリムが所属している団体もあり、日本のハラル認証機関が認証したという表示をすることは、モスリムに訴求する面では有効に働く場合があります。

食物のハラムは豚、犬、アルコールの他にグロテスクなものやゲテモノも含まれています。日本では高級食材のスッポンもモスリムは食べられません。また牛や鳥、山羊も、どんな餌を与えていたのか、飼育環境はどうだったのかといった畜産に関する全般や、後の倉庫の状態、運搬する車両、運転手などについてもハラルでなければなりません。厳格なモスリムの中には、日本では何も食べないという人もいます。

日本の公的機関がハラル認証について届出や許可の制度を作ろうとしないのは、ハラルの基準が非常に厳しく、認証した店舗なり企業なりを厳格に取り締まることが非常に困難であるという理由によります。認証した店舗がハラルに違反してしまうと、認証した期間は権威も信用も失ってしまいます。公的機関がそうなるのは許容しがたいので、日本の公的機関ははハラルに関して腰の引けた対応となっています。他国の宗教上の戒律を観光客受け入れの制度として確立するのは困難です。

以下の条件を考えると、完全なハラル対応は日本国内では非常に困難であると言えます。

  1. アルコール非提供。
  2. 食材は生産から保管、物流、調理までハラル対応のもののみを使用する。
  3. 食材以外にも調味料、調理器具、厨房、調理人まで、ハラル対応でなければならない。
  4. 全体をイスラム教徒が管理する。

以上の4点を想定しただけでも、国内での厳格なハラル対応は不可能と断定できるでしょう。そこで厳格でないハラル対応がいくつか考えられています。

  1. ノンポーク(豚肉の取り扱いなし)
  2. ハラルの肉だけを使用する。
  3. ハラルの食材だけを使用する。
  4. お酒はモスリム以外だけに販売する。
  5. ローカルハラル(ハラルとノンハラルを分別、お酒は販売)

これらの対応は、モスリムによっては不快感を抱く人もあるようで、最初からハラル対応はできませんとしたほうが、あらぬ苦情を生まないで済むかもしれません。レトルトパウチの食材を湯せんで温めて皿に盛りつけて、ハラル対応の商品ですと提供するような商売は、モスリムに対して誠実な対応をしているとは言い難い気がします。

ホテルのように宿泊費で稼げる業態はハラル対応の費用対効果が認められますが、飲食店は費用対効果がほぼ認められないと考えていいでしょう。ハラル対応の飲食代金が通常よりも5倍から10倍も請求できるのであれば費用対効果が認められるでしょうが、モスリムが納得して支払うとはとても思えません。


レース回顧~スプリングステークス

2015年03月22日 | 競馬

スプリングステークスの結果

1着キタサンブラック △
2着リアルスティール ◎
3着ダノンプラチナ  無印

馬券は◎リアルスティールを頭の3連単だったのでハズレ
レースは1000m通過が62秒9という超スロー。2番手を進んだキタサンブラックが勝ち、早めに進出したダノンプラチナが3着、中段後方を進んだリアルスティールは最速の上がりタイムを記録したものの、前に行ったキタサンブラックを捉えきれずに終りました。道中も福永騎手の足がずいぶん前に出ていたことから、折り合いを欠いているのが明らかでした。

本番につながりそうなのは、やっぱり2着馬と3着馬ですね。ダノンプラチナは本番でもある程度前に行く器用な脚がありそうですし、リアルスティールは本番はこんな超スローになることはないので折り合いもつくでしょう。両馬とも巻き返しがありそうです。
本番はこの2頭と弥生賞の1、2着のサトノクラウンブライトエンブレムの4頭の争いになりそうです。福永騎手は本番ではサトノクラウンに乗るでしょうから、リアルスティールには外国人騎手、出来ればミルコ・デムーロあたりに乗ってほしいですね。

さて来週は今年ふたつ目のG1レース、高松宮記念です。注目はストレイトガール。香港スプリントは直線外に出して追い上げる王道のレースでした。勝ちに行って負けたのだから仕方ありません。国内の馬には負けない気がします。久々がどう響くだけかでしょう。楽しみです。


レース回顧~阪神大賞典

2015年03月22日 | 競馬

阪神大賞典の結果

1着ゴールドシップ   ▲
2着デニムアンドルビー △
3着ラストインパクト    ◎

馬券は◎ラストインパクトを頭の3連単だったのでハズレ
終ってみればゴールドシップ。ま、ギャンブルなので賭け方としては仕方がないところです。デニムアンドルビーは頑張りましたが、他の馬はだらしのないレースでした。ラブリーデイは明らかに距離が長かった。ラストインパクトはもう少し前に行きたい感じでしたが、3コーナー手前から菱田騎手が押していたのに反応が鈍かった。久々の影響もあるでしょうし、実力的な限界もあったみたいです。

勝ったゴールドシップも含めて、このレースのメンバーからは天皇賞馬は出そうにありません。 


スプリングステークス~リアルスティール

2015年03月21日 | 競馬

スプリングステークスG2です。

◎リアルスティール
〇ブラックバゴ
▲ベルーフ
△キタサンブラック
△ミュゼスルタン

本命は新馬~重賞を連勝のリアルスティール。ディープ産駒の大型馬で、新馬戦と前走のレースから、ここでは一枚抜けていると見ました。
崩れのない競馬をしているブラックバゴが相手。堅実ですがリアルスティールに勝つまではどうでしょうか。
そのブラックバゴに京成杯で勝ったベルーフが単穴。と言ってもこの馬はやや決め手に欠けるハービンジャー産駒なので勝ちきるのは難しいと思います。
2戦無敗のキタサンブラックミュゼスルタンが抑え。いつもの年なら大本命になる朝日杯馬ですが、去年から朝日杯が阪神になったことと、ダノンプラチナは中山経験、距離経験ともにないことから、馬券的には狙えないので思い切って消しとしました。

馬券は◎リアルスティールを頭(6-1、3、5、7)3連単12点勝負


阪神大賞典~ラストインパクト

2015年03月21日 | 競馬

阪神大賞典G2です。

◎ラストインパクト
〇ラブリーデイ
▲ゴールドシップ
△メイショウカドマツ
△スズカデヴィアス
△デニムアンドルビー

ゴールドシップはAJCCのレースを見る限り、もう終わっている気がします。この相手でも勝つのは難しいかもしれません。
本命はラストインパクト。昨秋の2連勝から有馬記念の0秒2差を見て、完全に本格化したと判断しました。菱田騎手は先週のフィリーズレビューでも7番人気のベルフィカを2着に持ってきており、若手の中では腕達者な騎手だと思います。
2連勝中のラブリーデイが相手で、ゴールドシップは単穴。勝つとは思えません。押さえは単騎逃げのメイショウカドマツと距離実績のあるスズカデヴィアス
あとは超スローの展開で直線勝負になったときに54キロが有利に働きそうなデニムアンドルビー

馬券は◎ラストインパクトを頭(1-2、4、7、8、10)の3連単20点勝負。


レース回顧~フィリーズレビュー

2015年03月15日 | 競馬

フィリーズレビューの結果

1着クイーンズリング  △
2着ベルフィカ       ▲
3着ムーンエクスプレス ◎

馬券はクイーンズリングの頭を買っていないので、惜しくもハズレ。直線半ばまでは、ほとんど当たったと思っていました。非常に残念です。

レースは600m34秒7、800m46秒7と、決して速くはないペース。クイーンズリングはスタートしてからのダッシュがつかずに最後方から。先行馬有利のこのコースで、あの遅れは痛い。馬券圏内からは消えたかなと思いました。
直線でムーンエクスプレスが先頭に立ち、内からベルフィカが迫ってきたときに、やっと外から追い上げてきたのがクイーンズリングベルフィカが勝って、ムーンエクスプレスクイーンズリングの2着争いになりそうだったので、今年やっとふたつ目の的中だと思いましたが、ゴール前で測ったようにクイーンズリングが差し切りました。スタートダッシュで遅れて、しかもこの遅いペースで差し切るのだから、1頭だけ抜けて強かったと言えると思います。馬券が外れたのも仕方がありません。
このレースをしたことで、一躍桜花賞の主役の仲間入りをしました。あまり本番に繋がらないことで不評のフィリーズレビューですが、久々にこの馬が本番まで突き抜けるかもしれません。本番での人気は、ルージュバックココロノアイに次ぐ、3番人気になるのではないでしょうか。ルージュバックと同じマンハッタンカフェ産駒。長距離向きと見られている血統だけに、桜花賞を勝てばオークスから牝馬三冠も見えてきます。
馬券は外れましたが、楽しみな結果となりました。

さて来週は皐月賞トライアルのスプリングSと天皇賞の前哨戦の阪神大賞典です。どちらも楽しみですね。 


フィリーズレビュー~ムーンエクスプレス

2015年03月15日 | 競馬

フィリーズレビューG2です。

◎ムーンエクスプレス
〇レオパルディナ
▲ベルフィカ
△ラッフォルツァート
△クイーンズリング

買わないつもりでしたが、人気のクイーンズリングがどうも負けそうな気がして、急に買うことにしました。

馬券は◎〇▲-◎〇▲△△(1、10、13-1、2、10、13、17)の3連単フォーメーション36点勝負。


歩き方について

2015年03月14日 | 日記・エッセイ・コラム

このところ、自分の体の動かし方がやたらに気になるようになりました。中でももっとも気になるのが歩き方。どのような歩き方が体にいいのか、足を動かしながら体と相談するように歩いている今日この頃です。

10年ほど前に腰を痛め、現場勤務から本社勤務に異動となりました。腰痛は治りもしませんが、ひどくなりもせずに10年が経ちました。現場と違ってデスクワーク中心なのでどうしても太ってきます。運動不足であることは間違いないと思います。
とはいえ、ジムに通ったり、早朝や夜にランニングするのはかなり億劫だし、続きそうにありません。続かないことはしないことと同じです。無理せずに続けられる運動というと、歩くことが一番です。通勤や営業、セミナー出席、現場視察や展示会、出張など、仕事で歩かないことはありません。歩き方を工夫すれば痩せられる気もしますし、腰痛も改善される気がします。

新聞やテレビで歩き方について誰かがレクチャーしているのはいろいろ見ました。デューク更家さんでしたっけ?シュッシュッって言いながら歩く人。最近テレビでは見ませんが、どうしているんでしょう。あの人の大げさな歩き方は日常生活ではちょっと無理です。いや、できる人もいるかもしれませんが、私には無理です。通勤のときにスーツを着た人が手を上に挙げて体を傾けながら歩いていたら、私だったらちょっとよけますね。

ということで、見た目はまったく普通に歩いているようで、実は普通よりも負荷のかかる歩き方をするというのがポイントでした。テレビ(たしか、ビートたけしの家庭の医学という番組だったと思います)で医者が推奨していたのが、いつもより少しだけ歩幅を広げる歩き方です。そうするとエネルギー消費が多くなるらしい。
早速やってみましたが、足を多めに前に出そうとするのでどうしても前のめりになります。大袈裟に言えば、屈んだままドタドタと歩いている感じになります。かといってドタドタ感をなくそうとするとあまり足を前に出すことができません。多分ですが、人にはそれぞれに向いている歩き方というものがあって、少しだけ歩幅を広げる歩き方は、それを推奨しているお医者さんには向いていたのでしょう。私には継続するのが難しい歩き方でした。

そこで自分なりの歩き方をいろいろ考えてみました。
いま一番継続できているのは、後ろ足を意識する歩き方です。特に踵ですね。後ろ足の踵をなるべく地面につけたまま、脚を真っ直ぐに伸ばす歩き方で、前に出すほうの足はあまり意識しません。それでも自然に歩幅が大きくなります。後ろ脚の膝の後ろも伸びるのでストレッチにもなります。
階段ではつま先のほうだけをつけて、踵は宙に浮いた状態にします。そして脚をまっすぐに伸ばします。平坦なところを歩いている以上に膝の後ろが伸びます。
後ろ脚を伸ばすときに、お尻の筋肉が使われているのがわかります。また、後ろ脚を伸ばすことで自然に腹筋を使って前の足を出すようになりました。

脚と足で非常にわかりにくい文章になってしまいましたが、しばらくこの歩き方を続けてみようと思います。