三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

レース回顧~フローラステークス

2015年04月26日 | 競馬

フローラステークスの結果

1着シングウィズジョイ
2着ディアマイダーリン
3着マキシムドパリ

馬券は買っていないので、単に見るだけのレースでした。
1000m通過が62秒6のスローペース。1、2番人気のディアマイダーリンシングウィズジョイが前に行き、中段から内をついた3番人気のマキシムドパリが3着と、人気どおりの決着となりましたが、注目は4着のウインアキレアマキシムドパリと同じ位置にいて、マキシムドパリがそのまま内をついて進んだのに対し、この馬は前が詰まって一旦体勢を立て直し、外を付いて再度伸びてきました。今日のレースは12番人気。オークスでも人気がないようなら買いだと思います。5着以下からはオークスで狙えそうな馬は見当たりませんでした。


子供を生まない自由

2015年04月23日 | 政治・社会・会社

日本の社会は晩婚化、少子化が進みました。未婚化も進んでいます。子供を生むのが当たり前のように思われていた時代から、別に子供を作らなくてもいいという時代に少しずつ変化してきているようです。

私は2006年に「ニート・引きこもり」というタイトルの記事を書きました。浅田彰さんの「逃走論」のロジックから、世の中はパラノドライブによって展開してきまして、それと異なる価値観がニート・引きこもりにあるのだと書きました。そして社会のバランスのためにはニート・引きこもりも一定の役割を果たしているのではないかと論理を展開しました。

実際に今は価値観が大きく変動する時代にあると思います。創世記にある「生めよ、増えよ、地に満ちよ」という時代ではなくなったのではないでしょうか。これまでは盲目的に子供を作って世代を引き継ぐことが当然の生き方でしたが、これからは子供を作らない、子孫を残さない選択が主流になっていくでしょう。子供は、作りたい人だけが作る。作りたくない人、子供が嫌いな人、子供の将来が展望できない人は子供を作らない自由があります。

ブッダの言葉「スッタニパータ」には、悪魔から「ゴータマは子がいないから子のいる喜びがない」と言われて、釈迦は「子がいないから子のいる憂いがない」と答えたとされています。執著があるから憂いがある。執著がなければ憂いがない。子がいたり名前をつけたりすることが執著である。子を持たず、いかなるものにも名前をつけなければ執著がなく、憂いがないという理屈です。「スッタニパータ」を読んだことのある人はそう多くはないと思います。しかし世の傾向として、子供を作らない夫婦や結婚しない人が増加しているということは、まさに現代が悟りの時代であることを示しています。「スッタニパータ」を読まずとも、子供を作らない選択をするのは、子供を作るというパラノドライブの一環として生きるよりも、個人の充実を優先するという精神的な充足を模索する方向です。それは世の中が知らず知らずに「諦め」の意識を持ちはじめた現れではないかと思います。

電車の中でまだ未成年と思われる娘さんと母親が次のような会話をしていました。
「あなたも早く結婚して子供を作らないとね」
「私は子供はいらない」
「どうしていらないの。子供が嫌いなの?」
「子供は別に好きでも嫌いでもないし、作りたい人は作ればいい。でも私はいらない」
「そう。でも子供を作るのは女の幸せよ」
「そんなの何の根拠もない。 何が幸せかもわからないし、自分が幸せになりたいのかもわからない。ただ、子供はいらない。それだけはわかっている」
「そんなものかしら」

なかなかに頭のいい娘さんのようで、母親はそれ以上何も言えないようでした。
この娘さんの発言は画期的な意見で、女は結婚して子供を育ててという古い人生観をバッサリ切り捨てています。そしてその上で、子供を作らない自由があることを主張しています。

人間以外の生物は、自分のコピーを増やそうとする本能に逆らわないように見えます。種の保存というやつですね。しかし人間は、必ずしも種の保存の本能に盲従しなければならない訳ではありません。電車の娘さんのように、子供を作らない自由もあるのです。そして、昔は若い女性がそんな発言をしたら、大人たちにたしなめられていたところを、いまはひとつの意見として受け入れられるようになりました。

こういった世情の変化について、政治家はまったく鈍感です。少子化対策をしている女性閣僚がその最たるもので、子供を生んだらお金をあげるという愚かな政策を実施しようとしています。ひとり生んだら1千万円とか、それくらいの金額でないとお金をもらえるから子供を生むという発想にはなりません。そして税金からそんなお金を出すとなると、子供を作らない人との差別になります。差別だと騒がれない程度のお金で済まそうとしているなら、絶対にうまくいきません。生んだらお金をあげるという発想は、だから愚かなのです。

ではどうすればいいかという話になりますが、どうもしなければいいのではないかと思います。少子化だから、何が悪いのか?国が貧しくなる?当然です。国は貧しくなったり富んだりします。そうやって歴史は作られてきました。今後日本は貧しい国の仲間入りをすることになるでしょう。経済が縮小して、生活レベルも落ちていきます。それの何がいけないのか?
国民に子供をたくさん作らせて労働力を増やし、経済の縮小を防ぐことなんてことが本当に可能だと思っている政治家がいるとしたら、おめでたい人だと思います。庶民はもっと現実的です。子供を作っても自分は充実した人生を送ることができないだろうと見通しているからこそ、電車の娘さんは「私は子供はいらない」と言ったのです。そしてこれは、若い女性のかなりの割合を占める意見なのです。家とか血縁とかの価値観が低落してしまいました。だからそういう価値観の上に人生を成り立たせることができないのです。自分の人生は、自分が死んだらそれで終わりで、自分が死んだときに世界が終わるのです。死んだあとのことを考えない人にとって、子供は不要なのです。国民は、国家にとっての国民の役割という体制的な決め付けから精神的に独立してきています。国は国、自分は自分という訳です。国あっての自分なのではなく、自分たちがたまたま日本に生まれたという偶然の中で、自分達なりの選択をしているのです。

子供を生まない自由は、人間だけの当然の選択として尊重されなければなりません。それは国民と国家の関係性の変化として受け止めるべきなのですが、靖国神社に参拝する愚かな女性閣僚たちには理解できないでしょうね。


ウィンズロウ・ボーイ

2015年04月19日 | 映画・舞台・コンサート

新国立劇場の小劇場で演劇「ウィンズロウ・ボーイ」を観ました。

舞台は応接間なんでしょうか、ずっとウィンズロウ家の一室です。その一室に、家族を中心にいろいろな人がやってきてはいろいろな会話をするという、とても落ち着いた戯曲です。ストーリーは簡単で、窃盗の濡れ衣で軍の学校を退学させられた息子の無実を晴らすために、多くの犠牲を払いながらも、父親を中心に家族が軍と戦うというものです。冷徹で有能な弁護士は裁判に持ち込めるのか、持ち込んだ裁判で勝てるのかと、途中から物語に引き込まれます。

途中からというのは、退学させられた子供が帰宅したときの、メイドとの絡みがあまりにも大袈裟で、かなり引いてしまったことと、そのあとで登場した兄の独白がまた大袈裟すぎて更に引いてしまったことの2点から、最初の30分ほどは帰りたくなってしまったからです。そのあたりの過剰な芝居を我慢してやり過ごせば、その後の展開で人々の絡み合うダイナミズムが大きなうねりとなって芝居全体を高揚させていくのを感じることができます。

昨年の9月に渋谷のBunkamuraで観た宮沢りえさんと大竹しのぶさんの出た「火のように淋しい姉がいて」という舞台を見ましたが、役者の精神性を描いただけの、いわば楽屋落ち的な戯曲で、本当につまらなかった。等身大の人間が観劇するわけですから、等身大の人間を演じてもらわないと、問題意識や感性が共有できず、とてもついていけません。あれに比べれば百倍マシでした。

権力に逆らうことは人間の生活にとってどれほど損なのか、長いものに巻かれることがどれほど得なのか、それらによって何を得、何を失うのかという、共同体の中での個人の振る舞いについての深い考察が、戯曲を厚みのあるものにしています。

開場の18時過ぎに入場して、終了したのが21時50分。4時間近く座り続けたおかげで、お尻がかなり痛くなりました。しかし観劇中はそんなことはまったく気にならないほど集中して観ることができました。キャサリン・ウィンズロウ役の森川由樹さんの演技がとても自然で、出演者の中でもっとも私の好みの演技でした。イギリス的なのかどうかわかりませんが、シニカルなジョークなどもそこかしこに飛び出して、笑えるところや泣けるところなど、いろいろ鏤められた愉快なお芝居でした。観た後に気持ちがとてもすっきりして、日常のつまらない問題がどこかに飛んでいきます。


レース回顧~皐月賞

2015年04月19日 | 競馬

皐月賞の結果

1着ドゥラメンテ   △
2着リアルスティール 〇
3着キタサンブラック 無印

馬券は馬単は頭で買った◎ブライトエンブレムが4着に負けたのでハズレ。3連単のボックスもキタサンブラックが無印でハズレ。 なかなか当たらないものです。

レースは1000m通過が59秒2という平均ペース。勝ち時計が1分58秒2ですから、後半は59秒0ということになります。前半と後半がほぼ同じ実力勝負の展開になりました。勝ったのは後方から進んだドゥラメンテですが、逃げたクラリティスカイが5着に粘ったように、どの馬にも勝つチャンスのあるレースだったと思います。

本命にしたブライトエンブレムはいいスタートを切ってそのままインコースを進みました。ロスのない展開です。3コーナーを過ぎて後方の馬が何頭か仕掛けてきたときに一緒に仕掛けて早めに先行馬の後ろに取り付きました。そこまではよかったのですが、どうもこの馬はそこからの速い脚がなく、じりじりと伸びては来ているのですが、後方から鬼脚でごぼう抜きしたドゥラメンテを横目に見ながら、キタサンブラックにもクビ差届かず4着になりました。私の馬券が外れたのはこの馬のジリ脚が原因です。
対抗にしていたリアルスティールは早めの5番手を進み、4角でやや外に出してキタサンブラックを交わし、この馬が勝つかと思われる一瞬がありました。四位騎手の乗り方は完璧だったと思います。
単穴にしたサトノクラウンは後方から。4角手前から勢いをつけ、直線で追い出しにかかろうとしたときに、内にいたドゥラメンテが一気に外に飛び出してきて、そのあおりを受けてやや体勢が乱れてしまいました。6着という着順よりは実力は上です。
勝ったドゥラメンテは、ミルコ・デムーロ騎手だからこそ勝てたのかもしれません。JRAのレース映像の画面には映らなかったのですが、4角のよれ具合はかなりひどかったのではないでしょうか。外にサトノクラウンがいなかったら逸走していたかもしれません。しかしそこからの末脚が凄かった。どこかに良血ゆえの狂気をはらんでいるのではないかとさえ思わせる走りっぷりでした。ダービーでは1番人気になるでしょうが、この気性はかなり心配ですね。
ダノンプラチナは中段を進みましたが、向こう正面で折り合いを欠いてしまい、まったくレースにならずに後方のままで終わりました。 久しぶりに弱い3歳チャンピオンですね。

このところあまりにも馬券が当たらないので、来週は馬券を休みます。次は5月3日の天皇賞春ですね。キズナはもはや1番人気にさえならないかもしれません。もしラキシスが出てくるようなら買いだと思います。


皐月賞~ブライトエンブレム

2015年04月19日 | 競馬

皐月賞G1です。

先週の桜花賞のルージュバックの負け方が印象に残りすぎて、皐月賞の馬券にも影響しそうな気がしています。展開ばかりを考えてしまうのです。しかし馬券の本筋は強い馬を選ぶこと。トライアルレースでどの馬が強い競馬をしたかを振り返る必要があります。
弥生賞のレース回顧を見ると、出走馬の中で皐月賞で上位に来そうなのは勝ったサトノクラウンと2着のブライトエンブレムの2頭だけだとなっています。そしてスプリングステークスのレース回顧を見ると、勝ったキタサンブラックは超スローペースをインで先行する展開に恵まれたとなっていて、皐月賞では2着のリアルスティールと3着のダノンプラチナに弥生賞組の2頭を加えた4頭の争いとなるとなっています。福永騎手はサトノクラウンに乗るだろうからリアルスティールには外国人騎手が乗ってほしいとも書きました。しかし福永騎手はリアルスティールに乗り、サトノクラウンにはルメールが乗ることになりました。

◎ブライトエンブレム
〇リアルスティール
▲サトノクラウン
△ダノンプラチナ
△ドゥラメンテ

本命はブライトエンブレム。弥生賞では勝ったサトノクラウンよりも0秒5も速い上がりを記録しました。ゴール前の伸びも際立っていたので、ペースが速くなる本番で同じ競馬をすれば、この馬が突き抜けると思います。しかし気になるのが1番枠。それでなくてもスタートが悪いので、平均ペースで置かれすぎるようだと追い込んでも届きません。
デビュー戦から共同通信杯で重賞までぶっこ抜いたリアルスティールが強敵。スプリングステークスでは勝ち馬よりも0秒8も速い上がりを記録。クビ差及びませんでしたが、この馬が一番強い競馬をしたのは明らかです。
弥生賞馬サトノクラウンが単穴。気性のいい馬で展開に左右されることなく力を発揮できるのが強み。ただディープ産駒のような爆発力に欠けるというか、力でねじ伏せるようなタイプではないので、展開が向くかどうかがカギ。
器用なレースが出来るダノンプラチナは中山コースがポイントでしたが、前走で克服できたのが大きい。
共同通信杯で1番人気に押されながら、折合いを欠いてしまい、直線で追い込んではきたもののリアルスティールの2着に負けたドゥラメンテが、鞍上にデムーロを迎えて巻き返しを図ります。
この5頭は、どの馬が勝ってもおかしくありません。

馬券は非常に悩みましたが、穴馬の出番はないと信じて3連単ボックス(1、2、5、8、15)の60点と、◎ブライトエンブレムからの馬単4点の、計64点勝負。


レース回顧~桜花賞

2015年04月12日 | 競馬

桜花賞の結果

1着レッツゴードンキ  ▲
2着クルミナル     △
3着コンテッサトゥーレ 無印 

馬券は頭にしていた2頭、ルージュバックココロノアイがそれぞれ9着と10着に惨敗したためにハズレ

馬場状態の見極めがすべてだったのかもしれません。先行馬不利と言われる桜花賞で果敢に先行したのが岩田ジョッキーとレッツゴードンキでした。800m通過が50秒0という超スローペースで、レースの上がりが33秒5という展開では、後方から進んだルージュバックココロノアイも先行馬の影さえ踏めません。ルージュバックの位置から勝つためには上がり32秒台前半の末脚を繰り出す必要がありました。最近の桜花賞は結果がオークスに直結していましたが、このレースに限っては、上位馬がオークスでも上位を占めるかについては、甚だ疑問です。
もちろん勝ったレッツゴードンキは強かったと言うべきでしょうし、岩田騎手の騎乗も展開を読んだ見事なものでした。しかしこういう展開のレースは各馬の能力が十分に発揮されたとは言えないもので、そこが非常に残念ではありました。
とはいえ、超スローペースであることはルージュバックの戸崎騎手にしろ、ココロノアイの横山騎手にしろ3コーナー手前くらいでわかっていたはずです。そこからまくっていくほど馬の力に差がないと思ったんでしょうね。しかしきさらぎ賞で牡馬を蹴散らしたルージュバックなら、一か八かでまくっていってほしかった。もしかしたらゴールドシップのような競馬ができたかもしれません。 直線で失速したとしても、今日の展開なら誰も戸崎騎手を責めることはないと思います。クルミナルも買っていたので、非常に残念な馬券になりました。

さて来週は皐月賞です。弥生賞まで無敗のサトノクラウンと共同通信杯を勝ちスプリングS2着のリアルスティールが人気になるでしょうが、無敗馬はキタサンブラックもいますし、朝日杯勝ちのダノンプラチナや共同通信杯2着のドゥラメンテもそこそこ有力です。何か桜花賞と似たような感じのメンバーになりました。その他の馬では朝日杯を2番人気で7着、弥生賞を4番人気で2着のブライトエンブレムでしょうか。雨が降らないで、皐月賞らしい縦長のレースになってくれればいいのですが。


桜花賞~ルージュバック

2015年04月11日 | 競馬

桜花賞G1です。

◎ルージュバック
〇ココロノアイ
▲レッツゴードンキ
△クルミナル
△クイーンズリング
△アースライズ

中心はデビュー以来、牡馬相手のレースを3戦3勝のルージュバック。良馬場なら3馬身くらい千切って勝ちそうですが、馬場がパンパンの良馬場までは回復しそうにないので、もしかしたら取りこぼす場面もあるかもしれません。
強敵はチューリップ賞で圧倒的なパフォーマンスを見せたココロノアイ。横山騎手は悲願の桜花賞制覇に向けて、この馬がたぶん最後の大チャンスと考えているのではないでしょうか。思い切った勝負をしてきそうです。勝つのはこの2頭のいずれかだと思います。

連下候補の一番手は、先行馬総崩れのチューリップ賞で0秒3差の3着に粘ったレッツゴードンキ。次いでチューリップ賞11着ながら1番人気に押されていたクルミナル。この馬はディープインパクト産駒ながら馬格に恵まれて大飛びなので、前走の馬場はいかにも不向きでした。故障で戦線離脱したショウナンアデラに代わって、ディープ産駒の面目を保つかもしれません。あとは無敗のクイーンズリング。あまり本番と繋がらないフィリーズレビューですが、勝ったクイーンズリングだけが他馬と次元の違う競馬をしていました。G3フラワーカップ2着のアースライズは抽選を潜り抜けた強運で上位に来るかもしれません。

概ね人気サイドの予想となりました。天候も落ち着いてきているようですし、今年はあまり荒れないと予想します。

馬券は◎〇-◎〇▲△△△(8、15-6、7、8、10、13、15)3連単40点勝負


レース回顧~大阪杯

2015年04月05日 | 競馬

大阪杯G2の結果

1着ラキシス    ▲
2着キズナ     ◎
3着エアソミュール △

馬券は3連単16,620円的中。久しぶりの的中です。キズナが取りこぼす場合もあると、1着流しでなくてフォーメーションにしたのが正解でした。

レースは1000m通過が1分1秒1と、不良馬場にしてはやや早めのペースでした。ラキシスキズナは3コーナー手前からの仕掛けで、直線に向いたときは両馬とも前が開いていました。先に先頭に立ったのはキズナですが、内側でエアソミュールロゴタイプを交わそうとしたときに、ラキシスが牝馬らしい切れ味を発揮してまとめて一気に抜き去り、同時にキズナも交わして直線では2馬身の差をつけてゴールイン。楽勝だったと思います。
キズナはここまで悪い馬場は不得手なのかもしれませんが、このメンバーでしかも57キロで負けているようでは、天皇賞に向けて黄色信号が点灯したことは間違いありません。
逆にスピルバーグは道中明らかに行きっぷりが悪かったし、直線でも右に左によれたり刺さったりで、北村騎手は非常に追いづらそうでしたが、最後まで伸びてきていました。天皇賞に出走すれば、秋春連覇が視界に入ったと言えるでしょうが、どうやら海外遠征の予定のようですね。ヨーロッパへの叩き台ならもう少し前目につけておいたほうがよかった気がします。
勝ったラキシスキズナスピルバーグと同じディープインパクト産駒で、このメンバーでG1クラスの牡馬を蹴散らしたということは、相当に力をつけている証拠です。宝塚記念はラキシスが勝つかもしれません。
ロゴタイプは距離が長いように感じました。天皇賞ではなくて安田記念に向かうのが正解でしょう。穴で期待したタガノグランパは珍しく先行策を取りましたが、直線はズブズブでした。この馬も本質的に短距離向きなのかもしれませんが、今日のレースを見る限り、しばらくこの馬の馬券は買えませんね。 

さて来週は、クラシック第一弾の桜花賞です。順当ならルージュバックが後続を3馬身くらい離して勝つと思いますが、牝馬は調子に左右される面が牡馬よりも多いのと、この時期フケにも注意しなければなりません。 全馬がいい状態でレースに臨めるといいですね。ココロノアイが2番手の評価です。3番手がクイーンズリングムーンエクスプレスレッツゴードンキあたり。馬券は中間の追い切りと枠順を見てから決めようと思います。とても楽しみです。


大阪杯~キズナ

2015年04月05日 | 競馬

大阪杯G2です。

◎キズナ
〇ロゴタイプ
▲ラキシス
△タガノグランパ
△エアソミュール

断然の1番人気ですが、本命はキズナ。天皇賞が目標なのでここは叩き台ではありますが、他の馬とは実績が違いすぎるので、本命にせざるを得ません。ただし、先行馬が残る展開になるようだと、取りこぼす可能性もなきにしはあらずです。
逆転の可能性があるのは先行するG1馬のロゴタイプラキシス。他のG1馬については、スピルバーグは良績が東京コースに集中している上にジャパンカップ以来の久々で買いづらい。ショウナンパンドラはエリザベス女王杯でラキシスと2キロ差がありながら0秒4差の6着に負けていて、今回は同斤なのでまずラキシスを逆転することはないと思います。
ダービーと菊花賞がいずれも4着で、順調に使われているタガノグランパと、メンバーが揃っていたAJCCで3着に好走したエアソミュールが押さえ。

馬券は◎〇▲-◎〇▲△△(3、7、9-3、4、7、9、14)の3連単フォーメーション36点勝負。