三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

ジャパンカップ~ブエナビスタ VS ローズキングダム

2010年11月28日 | 競馬
ジャパンカップG1です。
エリザベス女王杯は気持ちよく的中したものの、マイルチャンピオンシップは選んだ4頭がどこかに消えてしまって、あそこまで外れると却って気持ちがスカッとしました。

さて第30回ジャパンカップ。外国人騎手の日本馬ブエナビスタが1番人気となりました。前走を見ればまあ当然でしょう。東京コースも負けていないし、そもそも1番人気でなかったことがドバイを除けば1度もありません。常に人気を背負ってしかも常に3着以内に来ているのは超一流馬の証です。牝馬なのに調子の波がないのは並はずれた精神力のなせる技でしょう。心配なのは外枠ということだけで、位置どりは中断より後ろになるでしょうから4角を回って馬群をさばくのに手間取ると、先に抜け出した馬にわずかに届かないという場面があるかもしれません。それでも2着は外さないでしょう。

ゴール前でブエナビスタに差されるかどうかを演じるのは武豊のローズキングダム。休み明け22キロ増でエイシンフラッシュを封じ込め、菊花賞ではさらに2キロ増で2着と、ようやく良血馬が本格的に開花しました。

◎ブエナビスタ
〇ローズキングダム
▲マリヌス
△ペルーサ
△オウケンブルースリ
△ナカヤマフェスタ
△ヴォワライシ

マリヌスを3番手にしたのは、JRA発表のプレレーティングがスノーフェアリーと同じ118だったからです。もしスノーフェアリーがここに出ていたら、2番人気か3番人気には指示されていたはずで、マリヌスが同じ評価なら人気がない分買いだと思いました。その他の外国馬ではG1で2着が2回あるヴォワライシが3着候補。ペルーサは天皇賞みたいな末脚を使う可能性はありますが、2400メートルのG1で直線一気というのも難しく、3着候補まで。

◎〇-◎〇-▲△△△△の3連単を買います。


マイルチャンピオンシップ~テイエムオーロラ

2010年11月20日 | 競馬
マイルチャンピオンシップG1です。
京都の馬場はというと、土曜日の未勝利戦2000メートルで2分2秒6。天気予報は土日とも降水確率ゼロ%なので、かなり高速の馬場が予想されます。能力通りになる公算が強いでしょう。

能力と言えば格。出走馬の中でG1ホースはファイングレインジョーカプチーノショウワモダンサプレザキンシャサノキセキの5頭。ファイングレインショウワモダンは近走が振るわないので消し。マイルチャンピオンシップは天皇賞馬など、中距離にも適性がある馬が有利なのがこのところの傾向で、残りの3頭のG1馬は中距離の重賞実績がありませんが、キンシャサノキセキは取消明けの前走でも2着に来ていますし、ジョーカプチーノは1年5カ月の休み明け38キロ増でも3着、サプレザはヨーロッパの深い芝を考えると中距離実績に匹敵するかもしれないので、この3頭は切ってしまう訳には行きません。

近走好調馬では4連勝のダノンヨーヨーが1番人気ですが、前走の富士ステークスは2着がマイラーズカップ15着から安田記念15着の休み明けライブコンサートで、とてもレースのレベルが高かったとは思えず、イメージ先行の危険な人気馬であるような気がします。ということで、この馬も含めて富士ステークス組の5頭はすべて消し。

3歳勢では、3連勝のゴールスキーは戦ってきた相手関係からしてここでは通用しそうな気がしません。逆にトゥザグローリーはダービー7着の後オープンレースを3戦連続1番人気で毎回上位に来ていて、ここでも有力でしょう。3歳牝馬のオウケンサクラワイルドラズベリーはアパパネとの着差比較からしてほぼ同程度の実力。もしアパパネがこのレースに出ていたらどうかと考えると、掲示板に乗るか乗らないかというところではないでしょうか。アパパネから0秒5程度離されてきた2頭は、ここでは出番なし。オウケンサクラの天皇賞4着は好位から流れ込んだもので、上がり34秒台前半を要求されるこのレースでは瞬発力の面で上位は難しいでしょう。

アブソリュートエーシンフォワードは中距離の重賞実績がなく、近走の着順も悪いので順当に消し。スマイルジャックは4番人気に支持されていますが、やはり中距離実績が乏しいので消し。三浦騎手との相性もあまりよくありません。

残ったのは5頭。

◎テイエムオーロラ
〇ジョーカプチーノ
▲トゥザグローリー
△キンシャサノキセキ
△サプレザ

思い切ってブエナビスタと同世代の牝馬テイエムオーロラを本命にしました。京都コースは3戦全勝ですし、ここ2戦の上がりタイムは33秒3、34秒0で、一昨年と昨年のマイルチャンピオンシップのレースの上がりタイムが34秒7、34秒5ですから、4角で先頭付近にいるであろうこの馬が勝つチャンスは十分にあるように思います。

を頭に3連単と馬単を買います。


エリザベス女王杯~メイショウベルーガ

2010年11月14日 | 競馬
エリザベス女王杯G1です。久しぶりに消去法で。
牝馬だけに調子が大事ということで、前走で離されすぎたり着順が悪すぎたりする馬は消し。前走条件戦も消し。これで8頭が消えます。サンテミリオンもこの組。プロヴィナージュが出走取り消しなので残りは9頭。
今年になって勝ち星のない馬と長距離で連対実績のない馬も消し。これでセラフィックロンプレジネッタヒカルアマランサスアーヴェイリトルアマポーラの5頭が消えます。残りは4頭。

◎メイショウベルーガ
〇スノーフェアリー
▲アパパネ
△アニメイトバイオ

一応、メイショウベルーガを本命にしましたが、父系も母系もノーザンダンサーで重く、力で押すタイプなので、ゴール前の競り合いという点ではアパパネアニメイトバイオの瞬発力に勝てないかもしれません。安定感という点で本命にしました。
本来なら断然の1番人気でもおかしくないスノーフェアリーの心配な点は、日本の軽い馬場ということだけです。ナカヤマフェスタがヨーロッパの重い馬場で好走したように、ヨーロッパの馬が日本の軽い馬場に適応できるのはジャパンカップの歴史が示しています。
アパパネは前走がピークだとすると多少の調子落ちがあるかもしれませんが、一流馬は多少の調子には左右されずに力を発揮するものです。
もっとも凡走の可能性があるのがアニメイトバイオ。しかしゼンノロブロイの成長力に期待できると思います。

4頭に絞ったので3連単のボックスを買います。