三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

ヤンママは病んだまま

2010年09月19日 | 政治・社会・会社

ランチの混雑している時間に、乳母車を押した若い主婦とその友達が入店してきました。乳母車を置ける席がないのでしばらくお待ちいただくか、ベンチシートの席ならすぐに案内できますが、お子様が落ちると危険性があるかもしれませんと説明しました。自分が見ているから、ベンチシートの席でいいというので、乳母車を折り畳んで入店していただきました。その後食事中に目を離してしまったのでしょう、店長が呼ばれて「子供がベンチシートから落ちて頭を打った、どうしてくれるのだ」と言われました。

本社に電話がありました。「子供が水をこぼしたので店員を呼ぶと床とテーブルをさっとモップとダスターで拭いただけで、こちらのことを気遣いもせず、謝りもしなかった」と怒鳴っていました。

店の外で暴れている子供がいました。その子供も入れて6名。4名席しかあいていないことを説明すると、「子供が邪魔なら入口に子供お断りと書いておけばいいじゃない」と怒鳴られました。結局、子供はひざに抱えているから大丈夫と言って着席しましたが、店内でも暴れており、他のお客様から苦情がありました。静かにさせていただくようにお願いしましたが、「さっきも言ったけど、子供が邪魔なら入店させなければいいだろ!」と凄まれました。

ディナータイムは先に水を出さず、飲み物の注文があるかないかを聞いてから、ないときに水を出しています。しかし飲み物の注文を取りに言った途端に「なんで水を持ってこないのよ!」と大声で怒鳴られました。

どちらの料理が辛いかを聞かれたので、両方とも辛いが、こちらのほうが辛さが強いと説明すると、辛さの弱い方を注文。子供に食べさせると「辛い」と言ってむせたので、店員を呼び「あなた、辛くないって言ったわよね?」

若い母親が病んでいます。病んだ母親に育てられた子供がどんなふうになるか、とても心配です。猜疑心が強くて悪いことは人のせいにする、お金に汚い子供に育ちそうな気がします。少なくとも、優しくて大らかで毅然としている子供が育つとはとても思えません。
彼女たちは気がついていませんが、小泉と竹中による強気を助けて弱気を挫くアメリカ追従政治のおかげで、日本はお金のことしか考えない人が本当に増えました。格差社会は階級闘争の社会ではなく、金持ちが貧乏人をいたぶる社会です。そして貧乏人はお金がないことが悪だと考えて、とにかくお金を儲けることばかりを考えたり、または自殺したりしています。

企業に巣食うコンサルタントの中年女性は、幸せとはお金のことだ!と年頭の挨拶で叫びました。

スパルタ教育で有名なマナー講師は、お金のためなら他人の人格をスポイルしても平気な人格障害者です。そんな人間が教育係としてもてはやされたり、テレビコマーシャルに起用されたりしています。

レンホウは財務官僚の筋書き通りの事業仕訳を演じて見せることで、いったい何をしたいのでしょうか。政治家として仕事をしているように見せたいのは分かりますが、もっと大局的に日本の事、日本国民のこと、世界のことを考え、自分が何をすべきかを決めたらいいと思います。官僚の言いなりの政治家は要りませんし、迷惑です。

彼女たちは自分の人格を破綻させることでお金を稼いでいます。

日本はもう終わっていると思います。

格差を政治の力で狭めて、不幸を最小限にしようとすることをセーフティネットと言います。セーフティネットを主張していた小沢一郎が敗れ、小泉竹中路線の継承しかできない無能な菅直人が総理大臣でいる限り、ヤンママの精神構造は病んだままです。私の仕事も増える一方です。目も痛くなりますが、参天製薬の製品は絶対に買いません。


菅直人は40万人を殺す

2010年09月15日 | 政治・社会・会社

ドストエフスキーが「悪霊」の中でキリーロフの台詞としてこんな風に書いています。

「生は苦痛です。生は恐怖です。いま人が生を愛するのは苦痛と恐怖を愛するからです」

日本人はよほど苦しい生活が好きなのでしょう。政策論争でただただ「雇用」を繰り返す無策の菅直人と具体的な政策と財源についての見通しを示す小沢一郎を比べれば、どちらが国民の生活を考えているかは明らかでしたが、民主党の党員とサポーター、国会議員は国民の生活が苦しくなるほうの菅直人を選びました。

石原慎太郎を選んだ東京都民、森田健作を選んだ千葉県民などのレベルと同じです。何度も引き合いに出される「国民は自分たちのレベルにあった政治家しか持つことができない」というイギリスの諺はどこまでも真実です。

菅直人はかつて厚生大臣だったときの薬害エイズ問題に対する自分の功績を何度も繰り返しました。それしか実績がないからです。演説では根拠もなく「雇用」を繰り返します。この人は繰り返すことが大好きな人ですね。多分今後は「消費税」を繰り返し、「官僚様」と繰り返すことになるでしょう。マニフェストを次々と覆して、国民の生活よりも官僚の生活と自分の保身のために働く総理大臣となります。ねじれ国会で法案を通すのに自民党の協力が不可欠と言っていますから、従来の自民党の政治がそのまま続くことになります。つまり圧力関係と裏取引の政治です。国民不在は変わりません。

小沢一郎はかつて「普通の国家」という言い方をし、軍事力を増強して米国の傘下から脱して、経済的にも軍事的にも独立したいという主張をしていました。もちろん私は自衛隊という名の軍隊など解体してしまえばいいし、国から武器という武器を廃絶してしまえばいいと思っていますから、小沢一郎の軍事論には大反対です。
しかし小沢一郎は今回の代表選では、軍事のことは何一つ言っていません。今は軍事どころではなく、世界恐慌以来の大危機であることを認識しているからです。まず景気を回復して国民の生活を立て直す。財政再建も軍事も、すべてその後からだという去年のマニフェストに従った主張です。

インターネットでのアンケートで小沢一郎を支持する人が圧倒的だったのは、それぞれの主張を冷静に分析して、どちらが国家国民のためになるのかを判断した結果です。それに対して代表選に投票した人たちは、小沢一郎の「政治とカネ」というマスコミの報道によってイメージで投票してしまいました。国の総理が決まる選挙で民主党関係者だけで決めるのはどうなのかとか、ハガキでの投票は本当に公明正大だったのかという議論はありますが、もし国民の総選挙で総理大臣が選ばれるとしても、今回と同様の結果になったと思います。日本人の政治レベルはそんなものです。イメージだけ。しかもそのイメージはマスコミによって操作されます。

今回の代表選で小沢一郎が敗れたことで喜んでいるのは、マスコミと官僚と、既得権益にすがる古い政治家たち、企業だけが儲かればいいと考えている財界人などです。国民が苦しめば苦しむほど彼らが儲かるシステムなのですから、笑いが止まらないでしょう。任期切れまであと2年間。菅総理大臣がこの国をどんどん駄目にしていきます。にっちもさっちも行かなくなってから彼は政権を放り出すでしょう。

昨年の総選挙はいったいなんだったのでしょうか。2年後にどうしようもなくなったこの国を誰が立て直すことができるのでしょうか。

これからの2年間は自殺者がいまよりももっと増えるでしょう。日本の年間の自殺者は警察の発表と違って、実際には10万人を超えています。警察はこれまでどおり3万人と発表するけれども、自殺にカウントされない変死はもっと増えます。毎年20万人近く、2年間で40万人くらいが自殺することになるでしょう。菅直人は40万人を殺す人殺しになるのです。

それを選んだのはとりもなおさず日本の有権者です。自業自得。やっぱりこの国に未来はありません。