幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

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 たった独り

2011-03-25 20:05:54 | Weblog

 
 
  人は独りでは生きていけないというけれど
 
  私にはできそうな気がする
 
  今コーヒーショップでアイスコーヒーを飲んでいるが
 
  このまま独りで何処かへ行けそうな気がする
 
  あの時と同じように
 
 
  私は詩人ではなかった
 
  自分で自分にどんなレッテルも張り付けやしなかった
 
  でも今思うと
 
  自分に詩人というレッテルを張り付ければよかったと思う
 
  そうしたら今頃、詩人になっていたのかもしれない
 
 
  あの頃は、何のレッテルがなくても平気だった
 
  私は詩人だったのだ
 
  そして今でも何のレッテルもない
 
  だから詩人なのだ
 
 
  法律も道徳もない
 
  何にも縛られずに行動するのだ
 
  それが自由だ
 
 
  簡単なことが複雑にされている
 
  どっちが正しいか分かるだろう
 
  この社会のルールか

  それとも自分の直感か
 
 
  簡単なことだ
 
 
  私は独りで生きていける
 
  不具者ではないから
 
  車椅子も必要ない
 
  誰の介助も必要ない
 
  自分の足で
 
  好きな所に歩いて行ける
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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