今日は梅雨の晴れ間の一日でヨットに居たら沢山の釣り船が出入りしていました
私はヨットのソーラーパネル5枚の内の一枚が壊れた(1993年暮れにオーストラリアで二枚買ったうちの一枚)ので、もう一枚も長くは持たないだろうと、ヤフーオークションで二枚買い、昨日届いたので今日は交換作業をしました
ソーラーパネルで充電してバッテリーに蓄え、その電力で冷蔵庫や室内の灯り、テレビ、パソコン、扇風機、水道などなどに利用してヨットで世界一周半、キャンピングカーで三百名山に登る旅などを26年生活をしてきた私はテスターで何千回と計りながら最良の接続方法を探ってきました。
そして
ソーラーパネルでバッテリーに充電する場合、接続方法で理屈とは全く違う効率差が出る事を知りました。
大抵の場合、ヨットやキャンピングカーでは複数のサブバッテリーを並列で繋いで設置します。
①そして普通のチャージコントローラーを使う場合は複数のソーラーパネルを並列に繋いでコントローラーを通して並列に繋いだバッテリーの両端のプラスとマイナスに接続します。
②またはMPPTコントローラーを使う場合複数のソーラーパネルを直列に繋ぎ、並列に繋いだバッテリーの両端のプラスとマイナスに接続します。
例えば私が推奨する100ワットのソーラーパネルが4枚以上と130Aの大型トラック用バッテリー4個又はディープサイクルバッテリーM31MF4個を充電する場合、最も効率よく充電するのはこれから書く③の方法で、理屈では同じか②が上と思うでしょうが、比較すれば③の方法から比べると①は6~7割②は6~8割しか充電しません。(二枚と二個でも同様)
また現在市販されてる中国製のディープサイクルバッテリーはトラック用鉛バッテリーから比べて非常に効率が悪く、充電スピードが遅く放電は余り変わりませんが寿命が短く長所は殆どありません。(トラック用バッテリーは6年以上10年くらい使えます。)
その③の方法ですがバッテリーは当然並列に繋ぐのですが、一つのソーラーパネルからコントローラーを通して一つのバッテリーに繋ぎます。4枚のソーラーパネルがあれば4つのコントローラーを使って各バッテリーに各ソーラーパネルから電気を送るのです。
今現在私はキャンピングカーには6枚のソーラーパネル(600ワット)を載せていますがビルダーの配線が天井から二本しか通って無かったので①の方法で3枚づつを並列に繋ぎ並列に繋いだディープサイクルバッテリーM31MF(二年目)三個づつの両端(合計6個)に接続しています。
ヨットの方は5枚のソーラーパネル(二枚が60ワットなので合計420ワット)を4つの130アンペアトラックバッテリーに③の方法で接続しています。
ヨットには200リットルの大型冷蔵庫があり24時間運転しています。
キャンピングカーは二つで110リットルの冷蔵庫を24時間運転しています。
どちらもここ数日誰も中に居ませんがここ数日天気が悪いですからソーラーパネルの発電量も少ないですが・・・朝の9時に比べたら・・・キャンピングカーのバッテリーの電圧は12.8ボルトでしたがヨットの方は13.2ボルトでした。
バッテリーもソーラーパネルも少なく大きな冷蔵庫を回してるヨットの方の電圧が高いのは各バッテリーに各ソーラーパネルから電気を送ってるのとトラックバッテリー(6年使ってるGSユアサ)が優秀だからからなんです。
オーストラリアで買った古いソーラーパネル(手前)と新しい中国製ソーラーパネル
新しいソーラーパネル二枚
取り付け完了
なをソーラーパネルを取り付ける場合は熱が籠らないように必ず下を空気が通るように設置してください。
特にキャンピングカーの場合、下に隙間が無いと大幅な発電能力低下になります。(能力表は摂氏20度での測定値。ソーラーパネルは温度が10度上がれば能力は約2割下がる。)
フレキシブルタイプを屋根の上に貼り付けるのとハードタイプを風が通るように設置すのと比較すれば貼り付けたのは6~7割位しか発電しません。
私もフレキシブルタイプを買った事があるんですが余りの無能力さに嫌になって一年で捨ててハードタイプにしました。