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outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

親思い兄弟思い

2014年12月16日 19時39分00秒 | 退職生活
同郷の先輩で僕が尊敬し慕ってる人がいます

その二つ年上の先輩から先日何度も電話を頂きました。

大阪に出て会社を立ち上げ、今は息子に任せられるまでになってる世間一般の言葉を借りれば「成功者」です

息子に任せた後も業績は順調で、申し分のない境遇と言えるでしょう。

しかしその先輩がくれた電話の内容は、成功者で申し分が無い境遇でありながら・・・と言う様なものでした

その先輩は中学一年生の時に母親を亡くし、以前から居なかった父親の両方の親を亡くしています

残された二人を近縁の人達が面倒を見なかったので・・・

当時中学三年生だった兄と共に、遠縁ながら縁者だった関係で僕の叔父が引き取りました

それから僕との付き合いが始まったんですが、中学一年生の時でも人間的に非常に出来た人でした。

しかしお兄さんの方は・・僕の評価ではそれ程でも無かったと思っています

社会に出て・・・兄弟二人は大変に苦労したと聞いていますが、それぞれが店を持つまでになったんですから、凄い事だと思います。

しかし・・・お兄さんの方は上手く行かず・・次々と色々な事もしたようですが・・・最終的に空き地となってた生家に戻る事になりました。

弟は色々な障害を乗り越え、事業も順調経済的にも順調に今まで来ています。

母親が死ぬ前に「兄弟助け合って・・・」と言う言葉を守って、順調な弟は生家に戻る兄に家を建て、お墓の番も頼んだ事でしょう

本人はどの様に忙しくても、毎月一度「月命日」に大阪から墓参りに何十年と戻り続けていました。

幾ら親思いでも、出来る事ではありません

それだけでも僕は非常に尊敬してしまうんですが・・・

その先輩が「生き方が間違っていたのかも知れない・・・今までしてきた事はなんだったんだろう??」と言うんです

それは月に一度の墓参りに戻った時の事です。

田舎のお墓は山の中にありますから、お墓までの道は狭いです。

その狭い道でお墓に向かう先輩が、バッタリ兄の息子に会ったそうです

そこで話しかけると・・・プイッと顔を逸らせて肩をぶつけて挨拶もせず立ち去ったと言うのです

僕もその青年を知っていますが、立派な体をしてますが・・・出来が良い青年ではありません

でもその先輩は叔父さんであり、他人の僕らでも今までどれ程先輩が兄や兄の子供を援助してきたかを知っています。

土下座して迎えても罰は当たらないと思える位、助けて貰ってると思うんです

それなのに・・・先輩も事業が順調とは言っても、血がにじむような努力をして得たお金のはずです。

多分それは僕らが想像する以上に、先輩自身の家族に対しても無理をして捻出したお金だったり手間だったと思います。

だから今、その様に感謝どころか・・・仇で返すような仕打ちを受けて「今まで生きて来た事の全て」について、間違っていたのかもと悩んでるようです

僕は以前から「そこまでしなくても・・・」と言ってたんですが・・・

世の中にはどんなに恩を受けても知らない顔をする人が大勢います

感謝すると損をすると思ってるのではと思う様な人も居ます

それどころか・・・して貰う事に馴れて「最近あまりしてくれない」と不満を言う人さえいるんです

その様な人は、人がしてくれてる人を褒めると・・・「あいつは以前に自分が助けてやったから今がある。もっともっとしても当たり前」などと平気で言ったり思ったりしてるのも当たり前の様にあります

「兄弟は他人の始まり」なんて言葉もあります。

親と兄が一生懸命働いて学校に行かせて貰ったのに、親が死んだら兄に遺産を請求する兄より裕福な弟もいます

老いた親を弟に預けて素知らぬ顔をしていて親が死んだら遺産を請求する兄もいます。

どちらにしても「無理をしてしてあげる」と言うのは、裏切られた時にショックが大きいですから・・・

余りしない方がいいように僕は思います

僕自身誰にも何も求めず、今までの人生に感謝しつつ無理をしないで出来る範囲で出来る事をすると言う体勢を維持し続けたいと思っています。

話しは変わって本格的な雨が降った阿南市、ダウンジャケットを買いにユニクロに行ったついでに、世間を知る為にアチコチのショッピングセンターを覗いてきました。

そして感じた事・・・・ジングルベルが景気よくなっていましたが・・・・それに乗れそうもない年寄りばかりですね

まあ僕もそうなんですが

最後に気分転換になる? 誰もが好きな翡翠の様なカワセミの写真を見てください





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