喜多院法興寺

住職のひとりごと

新たなヒト幹細胞開発-安全な再生医療期待・東北大と京大

2010-04-20 06:53:54 | Weblog
 時事通信
{ヒトの皮膚や骨髄から、神経や筋肉、肝臓などの多様な細胞に変わる幹(かん)細胞を効率的に抽出し、増殖させる技術を開発したと、東北大の出沢真理教授や京都大の藤吉好則教授らが19日発表した。「Muse(ミューズ)細胞」と名付けられたこの幹細胞は、マウスへの移植実験では損傷を受けた部分を修復する働きがあり、腫瘍(しゅよう)はできなかったという。論文は米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。

 山中伸弥京大教授らが皮膚などの細胞に数種類の遺伝子を導入する方法で開発した新型万能細胞「人工多能性幹(iPS)細胞」は、移植後に腫瘍ができる危険性がある。ミューズ細胞の技術が確立され、安全性が十分確認されれば、再生医療を実現する上で、iPS細胞と並ぶ有力手段になると期待される。

 ヒトの骨髄に、骨や筋肉などに変わる「間葉系幹細胞」があることは以前から知られ、国内外で再生医療応用に向けた研究が進められている。しかし、増殖させたり、目的の細胞に変えたりすることが容易ではなかった。

 出沢教授らは、皮膚や骨髄の細胞にたんぱく質分解酵素を加えて数日間置くと、生き残る細胞があることを発見した。この細胞を培養液に浮かべた状態で培養すると、細胞の固まりを形成。次にゼラチン上で培養すると、神経や筋肉、肝臓など、iPS細胞並みに多様な細胞に変わった。これらの操作を繰り返し、増殖させることもできたという。}
 
iPS細胞は、移植後に腫瘍ができる危険性があるが、今回ミューズ細胞の培養することに成功した。ミューズ細胞の技術が確立され、安全性が十分確認されれば、神経や筋肉、肝臓など再生医療を実現する上で、期待される。

障害者死亡、逆転で労災認定=「判断基準、健常者とは別」

2010-04-17 06:57:29 | Weblog
時事通信
 {心臓に障害のある小池勝則さん=当時(37)=が家電販売会社に就職後約1カ月半で死亡したのは過重労働が原因として、妻の友子さん(40)が国を相手に労災認定を求めた訴訟の控訴審判決が16日、名古屋高裁であった。高田健一裁判長は「障害者の労災判断は健常者と同一の基準ではなく、その障害者の事情を考慮するべきだ」とした上で、業務と死亡との因果関係を認め、訴えを退けた一審判決を取り消し、労災と認定した。

 一審名古屋地裁は2008年3月、「死亡前の1カ月の時間外労働は33時間で、健常者の規制ラインの45時間を下回る」として、業務との因果関係を認めなかった。

 高田裁判長は「33時間の時間外労働は心臓に障害のある人にとっては過重な労働で、同じ仕事でも障害のない人とでは疲労度が異なる」と述べ、労災と認定した。}

 勝則さん(当時37)は、慢性心不全で身体障害3級の認定を受け、障害者向けの集団面接会を経て「障害者枠」で入社た。本来、障害者枠でで就職した人に残業させること自体無謀であるのに、33時間も残業させたこと自体、信じがたい。労災と認定は当然だと思う。

「鷹」「碍」常用漢字見送り…漢字小委最終案

2010-04-14 10:45:09 | Weblog
読売新聞
 {文化審議会国語分科会の漢字小委員会は13日、新常用漢字を2136字とする最終案をまとめた。

 現行の1945字から5字削除し、新たに196字を追加するもので、昨年10月に示した第2試案とほぼ同様になった。6月にも文部科学相に答申、秋以降の内閣告示を目指す。

 同小委は、一般からの追加要望が多かった 障碍 ( しょうがい ) の「碍」の追加について検討したが、「障がい者制度改革推進本部」(本部長・鳩山首相)が「障害」という表記の見直しを検討しているため、今回は見送った。三鷹の「 鷹 ( たか ) 」なども常用漢字としないことで一致した。一方、「 剥 ( はく ) 」に二通りの訓読みを追加するなどの修正を加え、大阪の「 阪 ( さか ) 」、愛媛の「 媛 ( ひめ ) 」の読みは備考欄で示すことにした。

 この日の同小委には、追加される字を読む場合に「漢字のみ」「振り仮名付き」「仮名書き」のどれが望ましいかなどを聞いた文化庁の調査結果も示された。 語彙 ( ごい ) の「彙」など10字は50%以上の人が振り仮名を付けてほしいとした。「 鍋 ( なべ ) 」は95・0%、 元旦 ( がんたん ) の「旦」は94・8%の人が、漢字表記の方が分かりやすいとの意見だった。同小委はこうした調査結果も踏まえた。}

「鷹」は2008年5月に開かれた漢字小委員会で追加案に入ったが、翌月の小委員会で一転して除外された。今回に希望を託した三鷹市清原慶子市長は「結果を『鷹揚(おうよう)』に受け止める気持ちになれません。『鵜(う)の目鷹の目』で注目していただく機会を持ってたのでは」とコメントしている。

ウナギ完全養殖に成功=世界初

2010-04-09 07:10:36 | Weblog
時事通信
 {独立行政法人の水産総合研究センターは8日、ウナギの完全養殖に世界で初めて成功したと発表した。卵からふ化させて成魚に育て、その成魚から採卵して再びふ化させた。再生産に道を開く成果で、かば焼きなどとして国内で人気のあるウナギの安定供給に役立つと期待される。

 ただ、量産技術は確立されておらず、実用化にはコストや安全性などの面でさらに研究が必要という。

 同センターが養殖を手掛けていたのはニホンウナギで、2002年に卵から稚魚(シラスウナギ)まで飼育することに成功していた。今回はこれを一歩進め、人工的に育てた成魚から卵を採取して精子と人工授精。ふ化した後、順調に生育していることを確認した。}
 
 今までは、天然の稚魚を育てた成魚の精液と卵をもとに人工授精させて誕生した子世代の稚魚は、成魚まで成長出来なかった。今回、研究チームは、稚魚の成長を促すよう、特殊な餌などを開発。この餌を使って成育させた後、ホルモン注射を行うと、オスとメスが精液と卵を作るまで成熟することを突き止めた。現在10万匹の稚魚が生存しているという。
 

火葬せず、ペット以外の骨渡す?=犬死骸投棄

2010-04-08 06:59:29 | Weblog
時事通信
 {埼玉県飯能市で犬の死骸(しがい)が大量投棄された事件で、廃棄物処理法違反容疑で逮捕された動物葬祭業の阿部忍容疑者(71)が飼い主に対し、「骨を返します」と約束してペットを引き取っていたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。実際には火葬せず、別の骨を渡した疑いがあるとみて、県警生活環境2課などは詐欺容疑も視野に捜査している。

 捜査関係者によると、阿部容疑者は3月19日、同県川口市の女性(80)から死んだ犬の引き取り依頼を受けた際、「火葬後に骨を返します」と約束。しかし、実際には飯能市の山中に死骸を捨てていた。

 阿部容疑者は動物の骨を女性に渡したが、火葬していないことから、同課は預かったペット以外の骨とみている。他の客の中にも「戻ってきた骨は飼っていたペットのものと違う気がする」と話す人がいるという。}

 ペット葬儀業者が、埼玉県飯能市の山中で犬の死骸を大量に投棄したことで、同県三芳町藤久保、動物葬祭業阿部忍容疑者(71)を逮捕した。飼い主から引き取ったペットの火葬を別の業者に依頼していたが、「火葬料金を浮かせたかった。」と供述、容疑を認めているという。この阿部容疑者は3期にわたり三芳町議を務めていたというから驚く。