喜多院法興寺

住職のひとりごと

「鷹」「碍」常用漢字見送り…漢字小委最終案

2010-04-14 10:45:09 | Weblog
読売新聞
 {文化審議会国語分科会の漢字小委員会は13日、新常用漢字を2136字とする最終案をまとめた。

 現行の1945字から5字削除し、新たに196字を追加するもので、昨年10月に示した第2試案とほぼ同様になった。6月にも文部科学相に答申、秋以降の内閣告示を目指す。

 同小委は、一般からの追加要望が多かった 障碍 ( しょうがい ) の「碍」の追加について検討したが、「障がい者制度改革推進本部」(本部長・鳩山首相)が「障害」という表記の見直しを検討しているため、今回は見送った。三鷹の「 鷹 ( たか ) 」なども常用漢字としないことで一致した。一方、「 剥 ( はく ) 」に二通りの訓読みを追加するなどの修正を加え、大阪の「 阪 ( さか ) 」、愛媛の「 媛 ( ひめ ) 」の読みは備考欄で示すことにした。

 この日の同小委には、追加される字を読む場合に「漢字のみ」「振り仮名付き」「仮名書き」のどれが望ましいかなどを聞いた文化庁の調査結果も示された。 語彙 ( ごい ) の「彙」など10字は50%以上の人が振り仮名を付けてほしいとした。「 鍋 ( なべ ) 」は95・0%、 元旦 ( がんたん ) の「旦」は94・8%の人が、漢字表記の方が分かりやすいとの意見だった。同小委はこうした調査結果も踏まえた。}

「鷹」は2008年5月に開かれた漢字小委員会で追加案に入ったが、翌月の小委員会で一転して除外された。今回に希望を託した三鷹市清原慶子市長は「結果を『鷹揚(おうよう)』に受け止める気持ちになれません。『鵜(う)の目鷹の目』で注目していただく機会を持ってたのでは」とコメントしている。