喜多院法興寺

住職のひとりごと

新型「プリウス」国内全車リコールへ

2010-02-08 10:48:40 | Weblog
読売新聞
 {トヨタ自動車は6日、ハイブリッド車の新型「プリウス」のブレーキに不具合が発生した問題で、国内で販売済みの全車両について、リコール(回収・無償修理)の実施を決め、販売店に伝えた。

 国土交通省と調整した上で、今週前半に正式発表する。

 国内では、法律で定めた保安基準を満たさず、原因が設計や製造過程にある場合、国交省へのリコール届け出が義務づけられている。トヨタはプリウスの不具合は欠陥ではないとして、自主改修である「サービスキャンペーン」も検討したが、信頼回復を優先し、厳格なリコールに踏み切ることにした。リコールでは、不具合の原因となったアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)の電子制御プログラムを修正する。

 昨年5月に発売された新型プリウスは米国など約60か国・地域で計30万台以上が販売されており、米国などでもリコールや自主改修で同様の無償修理を行う。

 プリウスは、「ブレーキが利きにくい」といった苦情が日米で100件以上寄せられていることが3日わかった。販売済み車両への対策を発表する前に1月末から工場で生産する車両に改善策を講じていたこともわかると、内外で不信感が強まり、5日に豊田章男社長が緊急記者会見で早期に具体策を決める考えを示していた。}

 前回の発表ではプリウスのブレーキが利きにくいと言う苦情にたいし、(ABS)の電子制御プログラムの不具合は欠陥ではないとして、自主改修で対処したいとした。しかし、内外で不信感が強まり、。豊田章男社長が緊急記者会見し、リコール(回収・無償修理)の実施を決め、販売店に伝えた。私も新型ではないがプリウスに乗っている。早く信用回復に
つなげて欲しい。

善光寺、五輪カラーに ライトアップ

2010-02-07 10:18:21 | Weblog
朝日新聞
 {長野市の善光寺を五輪カラーでライトアップする「長野灯明まつり」が6日夜から始まった。オープニングセレモニーでは、12日(日本時間13日)から始まるバンクーバー五輪にあわせ、同五輪の公式マスコット「クワッチ」「ミガ」「スミ」が登場。集まった大勢の観客に手を振った。

 大粒の雪が降る中、本堂周辺は、赤、青、緑、黄色などの照明で彩られた。同寺の仁王門はカナダ国旗にちなみ赤と白の光で照らされた。

 イベントは長野冬季五輪開催を記念し、今年で7回目。14日までで、午後6~9時にライトアップされる。(竹花徹朗)}

 長野の善光寺ではバンクーバー五輪にあわせたオープニングセレモニーが行われ、 公式マスコット「クワッチ」「ミガ」「スミ」がはなを添えた。本堂周辺は赤、青、緑、黄色の照明に、仁王門はカナダ国旗の赤と白のイメージした派手やかな照明が披露された。善光寺会のメンバー寺院として、興味深いイベントに拍手をおくりたい。

秘書は起訴だが小沢氏は不起訴

2010-02-05 06:53:57 | Weblog
2月5日付 編集手帳 読売新聞
 {〈モノクロ映画では、黒と白のあいだに無限のグレーがある〉とは映像カメラマン、宮川一夫さんの言葉である。溝口健二監督『雨月物語』や黒沢明監督『羅生門』などの撮影で“国宝級”と評された名匠ならではの色彩論だろう。

◆モノクロ映画と同じく「不起訴」にも、黒と白のあいだに濃淡無限のグレーがある。一私人であれば、検察当局が起訴を断念したその事実をもって身の潔白の証しとするのもいいだろう。
◆政治資金の不正処理事件で不起訴(嫌疑不十分)になった政権党の最高実力者、小沢一郎民主党幹事長は公人中の公人である。

◆土地購入の原資4億円をめぐる説明が「政治献金」「金融機関からの融資」「個人資金」と、二転三転したのはなぜか。総額で30億円に近い実態と異なる記載が、本当に秘書の一存で出来るのか…等々、解明されない謎が多すぎる。小沢氏は国会や記者会見の場で語るべきだろう。

◆起訴された政治家には法廷という疑惑を晴らす場所がある。嫌疑不十分で不起訴になった政治家は、自身の言葉で「白」たる身を証し立てるしかない。黒に劣らずグレーもまた、 棘 ( いばら ) の道である。}

 検察は小沢一郎民主党幹事長を不起訴処分にした。起訴しないからと言って白だとはとうてい思えない。嫌疑不十分で不起訴になったが、秘書が小沢氏に内緒で嘘の記載が出来るか、はなはだ疑問である。政治資金で土地を買うのはおかしな話である。検察は大なたを振るったつもりが、しっぽしか切れなかったのであろうか。これで終わりでは国民は納得できない。

一般に理解できない相撲界

2010-02-04 06:51:52 | Weblog
2月4日付 編集手帳 読売新聞

 昔の 白粉 ( おしろい ) には鉛が含まれており、希代の名優とうたわれた五代目中村歌右衛門は身を鉛毒に侵されつつ、芸に精進したという。偉大な先人がそうだったからといって、今、鉛入りの白粉を好んで使う役者はいない。

◆人気の絶頂期、歌右衛門が入った風呂の湯は竹筒に入れて売られたと伝えられる。いかに人気が高かろうとも、今、あまり衛生的とは言いかねる同種のグッズを売りに出す役者はいない。
◆「伝統を守る」とは古人の精神と、歳月に磨かれた様式美を受け継ぐことであり、無批判に旧習を温存することを意味しないのは当然だろう。相撲の社会はつくづく不可解である。

◆日本相撲協会の理事選で一門の意思に反する候補に票を投じた安治川親方(元幕内・光法)に、退職する、しないの騒動が起きた。おのが自由意思を1票に託したことで職が危うくなる、そんな恐怖国家のような選挙がこの広い世の中のどこにある。

◆横綱のガッツポーズには厳しい処分を下さず、「抑制の美学」という良き伝統は崩れるに任せ、改めるべき旧弊を大事にする。非常識という名の鉛毒に侵されているように思えてならない。

 相撲界の理事を決める選挙で、一門意外に投票した、安治川親方が自らを告白し、廃業すると宣言した。その後になって一門から廃業に待ったがかかり、廃業を撤回した。一般では理解できない閉鎖した相撲界が浮かび上がった。自由な選挙は表向きで、自由意思は存在しないようだ。

日本相撲協会の理事選挙で意外にも貴乃花当選

2010-02-02 07:04:52 | Weblog
2月2日付 編集手帳 読売新聞
{向田邦子さんのシナリオ『冬の運動会』に“ 出刃 ( でば ) 納豆”の話が出てくる。 藁苞 ( わらづと ) に出刃包丁を突き刺して作る納豆のことという。

◆テレビでは大滝秀治さんの演じた靴職人が、 団欒 ( だんらん ) の食卓で語る。〈出刃つき刺す。納豆の 奴 ( やつ ) 、びっくりして汗かくんだよ。納豆に一番大事なのは水分だろ。水気がなきゃ、糸ひかないもの。な! これ、名づけて『山形の出刃納豆』〉(岩波現代文庫「向田邦子シナリオ集4」)

◆賞味したことはないが、冷や汗にも効用があるらしい。なにやら、人の組織に緊張感を取り戻す方策を暗示しているようでもある。

◆一門の意思で決められてきた日本相撲協会の理事選挙で、一門を離脱して出馬した貴乃花親方が当選した。監督指導の糸引きが悪く、薬物事件に暴力事件と相次ぐ不祥事で不出来な納豆をこしらえてきた協会に、慣例破りの出刃はほどの良い緊張感をもたらすだろう。横綱朝青龍の暴行問題にどう対処するかで早速、冷や汗の効能が試される。

◆渦中の横綱は節分の豆まき行事を辞退するという。相撲界の藁苞にとどまれるか、自身が瀬戸際の豆、「福は内」の心境ではあるまい。}

 相撲界の永年に渡り日本相撲協会の理事選挙は一門の意思で決められていたが、一門の離脱して、貴乃花が意外にも当選した。今までの相撲界は、暴行や薬物と不祥事が続き、今回また朝青龍の場所中での酒の上の暴行事件だ。世論は厳しい、相撲界が外国人に頼った結果、不祥事が続出したと思う。日本人が相撲界に入れるような改革をしないと、新弟子は絶対に集まらない。外国人ばかりの相撲が国技というのは、どうかと思う。