喜多院法興寺

住職のひとりごと

「物の中に精神性…」ダボス会議で日本の心説く

2010-02-01 07:07:07 | Weblog
(読売新聞)
 {【ダボス(スイス東部)=平本秀樹】全日本仏教会の松長有慶会長(80)が世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に初めて参加し、1月30日の分科会で、世界中から集まった企業経営者や有識者に日本の精神文化を説明した。

 「今後の日本は、経済以外のどの分野で指導力を発揮できるか」との米国の大学教授の質問に対して松長会長は、「日本には針供養や人形供養など、物の中に命や心を見つける文化がある」とまず指摘。そのうえで、「日本語では、物質の『物』も人間の『者』も同じ言葉で、物の中に精神性を見つめる文化は、これからの世界で生かせる」との考えを語って、聴衆も興味深げに聞き入っていた。

 分科会を終えた松長さんは、「ダボス会議にも、日本の精神文化を伝える人が一人はいたほうがいいと実感した」と語っていた。}

 スイスで開かれた世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に全日本仏教会の松長有慶会長初めて参加。松長会長は、日本の文化では物も人も生き物としてとらえ、大切に扱う習慣を紹介した。「日本には針供養や人形供養など、物の中に命や心を見つける文化がある」と指摘し、これからの世界で生かせる語った。