喜多院法興寺

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寿命1万年“夢のコンクリ” 大手ゼネコン、続々開発 古代の知恵からヒント

2006-10-16 04:56:50 | Weblog
寿命1万年“夢のコンクリ” 大手ゼネコン、続々開発 古代の知恵からヒント(産経新聞) - goo ニュース
産経新聞
 {大手ゼネコンが「次世代コンクリート」を相次いで開発した。古代のコンクリートにヒントを得て、耐久性を大幅に向上させたり、鋼材と同程度の超高強度を実現し、内部に鉄筋を使わずに自由なデザインを可能にする画期的な技術を完成させた。耐震偽装事件で揺れたコンクリートに“革命”が起こっている。

 鹿島は電気化学工業、石川島建材工業と共同で、従来のコンクリートに比べて寿命(通常は約100年)を100倍の1万年にまで伸ばせる長寿命化コンクリート「EIEN(えいえん)」を開発した。
 現在のコンクリートの歴史はせいぜい200年しかないが、素材などは違うものの、古代エジプトやローマではコンクリートが使用されていた。また、5000年前の中国大地湾遺跡からは、現在のコンクリートに近いものも出土しているが、耐久性などで目を見張るものがあったという。
                    ◇
 大成建設はフランスで開発された超高強度コンクリート系素材「ダクタル」に、特殊な繊維を加えることで、耐火性能を大幅に強化した「ダクタルAF」を開発した。
 ダクタルは、従来のコンクリートに比べて6~7倍と、鋼材と同程度というケタ違いの強度を持つ。そのため、強度を保持するために内部に入れる鉄筋がいらず腐食による劣化の心配がないことから、橋の建設に使われており、山形県酒田市で建設された「酒田みらい橋」は、鉄筋を一切使わず、橋ゲタがない斬新なデザインを実現した。}

 発掘された古代のコンクリートの多くは、炭酸化と呼ばれる化学反応によって表面のすき間が埋められ、腐食を防ぐ技術が使われていた。鹿島は材料に特殊な鉱物を加え、表面を炭酸ガスでコーティングすることで鉄筋の腐食を防ぎ、耐久性を向上させた。
 一方、大成は火災時にコンクリート内部の水分が膨張し、表面がはがれるのを防ぐため、特殊な繊維を混ぜ込み、水分の「逃げ道」を作ることで耐火性能を高めた。
さらに内部に鉄筋を一切使う必要がないため、従来では不可能だった自由なデザインを可能にした。寿命1万年は少しオーバーだが“夢のコンクリ”に期待したい。
 



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