喜多院法興寺

住職のひとりごと

ジョンウン氏に大将の称号で後継者に確定か

2010-09-29 06:42:02 | Weblog
9月29日付 編集手帳 読売新聞
 {名前の「名」は「夕」と「口」からなる。手もとの漢和辞典には、「薄暗い闇の中で自分の存在を声で告げることを示す」とある。
◆ 黄昏 ( たそがれ ) も、もとは「 誰 ( た ) そ彼?」という。人の顔を判別しにくい夕暮れどき、道で行き会った相手に自分が物の 怪 ( け ) や不審な人物ではないことを知らせるために、古人は名乗り合ったのだろう。
◆北朝鮮は四六時中、闇の垂れ込めた国である。金正日総書記の権力継承者として三男、ジョンウン氏(27)の名が伝えられてから、日本を含む海外のメディアは「誰そ彼?」と問いつづけてきた。どういう人物なのか…
◆その人が人民軍の「大将」に出世したと、朝鮮中央通信が報じた。北朝鮮の公式報道に登場したのは初めてという。人となりも業績も分からぬ人物に群衆が小旗を振り、賛仰の歌をささげ、忠誠を誓う日がいずれ来るのだろう。食料にも事欠きながら、思えば気の毒な国民である。
◆暮れ方を、 禍 ( わざわい ) の起こる時刻という意味で「おおまがとき」という。「逢魔時」とも「大禍時」とも書く。自国民を踏み台にして築かれた“金王朝”にも、その時刻が近づいているように思えてならない。}

 28日の朝鮮中央通信によると、北朝鮮は28日に44年ぶりとなる労働党代表者会を開催し、三男ジョンウン氏(27)に大将の軍事称号を与えた。これにより、ジョンウン氏が金総書記の後継者に事実上確定した。国民は満足に生活できない中で、“金王朝”が継承される現実に呆れる。



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