朝日新聞
{電気自動車(EV)を途中で充電せずに東京―大阪間を走り抜く試みに17日、愛好家らでつくる「日本EVクラブ」(東京)が挑戦し、完走した。555.6キロの走行距離は世界記録となる見込みで、同クラブはギネス記録に申請した。
17日午前3時に東京・日本橋(にほんばし)を出発、高速道路と一般道を乗り継いで同日午後4時26分、大阪市の道頓堀に近い日本橋(にっぽんばし)に到着した。高速では時速80キロ前後で走行したが、同クラブによると、最高速度は理論値で145キロだという。
車はダイハツ工業の軽自動車ミラを改造した2人乗り。エンジンをモーターに置き換え、単3乾電池より一回り大きな三洋電機製の円筒形リチウムイオン電池8320本を充電したうえで1040本ずつ8パックに分け床下や座席下に載せた。改造は三洋の協力で同クラブが手がけた。
次世代車として期待されるEVは、電池容量の制約を受け、充電1回で走れる距離がガソリン車より短いことが課題とされている。今回搭載した電池の重さは計360キロに達するが、電池さえ多く積めば長距離も走れることを実証した。車の総重量はもとの4割増の約1060キロ。(和気真也)}
電気自動車(EV)が一度も充電せずに東京―大阪間を高速では時速80キロ前後で走行し、555.6キロの距離に達した。次世代車として期待されるEVは、軽量電池の開発により、電池さえ多く積めば長距離も走れることが分かった。
{電気自動車(EV)を途中で充電せずに東京―大阪間を走り抜く試みに17日、愛好家らでつくる「日本EVクラブ」(東京)が挑戦し、完走した。555.6キロの走行距離は世界記録となる見込みで、同クラブはギネス記録に申請した。
17日午前3時に東京・日本橋(にほんばし)を出発、高速道路と一般道を乗り継いで同日午後4時26分、大阪市の道頓堀に近い日本橋(にっぽんばし)に到着した。高速では時速80キロ前後で走行したが、同クラブによると、最高速度は理論値で145キロだという。
車はダイハツ工業の軽自動車ミラを改造した2人乗り。エンジンをモーターに置き換え、単3乾電池より一回り大きな三洋電機製の円筒形リチウムイオン電池8320本を充電したうえで1040本ずつ8パックに分け床下や座席下に載せた。改造は三洋の協力で同クラブが手がけた。
次世代車として期待されるEVは、電池容量の制約を受け、充電1回で走れる距離がガソリン車より短いことが課題とされている。今回搭載した電池の重さは計360キロに達するが、電池さえ多く積めば長距離も走れることを実証した。車の総重量はもとの4割増の約1060キロ。(和気真也)}
電気自動車(EV)が一度も充電せずに東京―大阪間を高速では時速80キロ前後で走行し、555.6キロの距離に達した。次世代車として期待されるEVは、軽量電池の開発により、電池さえ多く積めば長距離も走れることが分かった。
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