喜多院法興寺

住職のひとりごと

女性警官に先輩4人集団でセクハラ

2012-07-28 06:27:18 | Weblog
7月28日 編集手帳 読売新聞

 {〈 小袈裟 ( ちいげさ ) 〉という新語があるらしい。北原保雄編著『辞書に載らない日本語』(大修館書店)に教わった。 大袈裟 ( おおげさ ) の反対、「深刻な出来事をささいなことであるかのように語ること」を指す◆神奈川県警は性的いやがらせであることは認めても、犯罪とは考えなかったらしい。立件は無理と述べてきた。その行為をセクハラと呼ぶことには、“小袈裟”に過ぎて違和感を覚える◆大和署の巡査部長ら30歳代の男性警察官4人が後輩の女性警察官(20歳代)をカラオケボックスに呼びつけ、女性の顔に無理やりキスしたり、ブラウスとズボンを脱がせたりした◆女性は「やめて」と拒んだが、逆らって仕事に悪影響が出るのを恐れ、命令に従ったという。この程度では犯罪になりません――と警察のお墨付きがもらえるなら、世の悪漢どもは“小袈裟”に小躍りしよう。警察庁が今週公表した今年の警察白書は「女性警察官の増員」を特集している。いたずらの餌食を大量に仕入れる予定である…はずもないが、 間 ( ま ) のいいことである◆いい大人が4人も集まって、こんなことをする。子供がいじめに走るのも道理である。}

 神奈川県警大和署の30代の男性警察官4人が3月、後輩の20代の女性警察官に服を脱ぐよう命じるなど集団でセクハラ行為をしていたことが27日、県警への取材で分かった。県警は4人を処分する。刑事事件としては立件しない方針だったが、なぜ立件できないのか批判が集中、方針転換した。当然の話だ。このようなことでは、セクハラもイジメも無くならない。