喜多院法興寺

住職のひとりごと

ウナギの高騰でアナゴを代用

2012-07-09 06:32:07 | Weblog
7月7日 よみうり寸評

 {このところウナギを目にすることが多い。とは言っても我が家の食卓ではなく時事川柳なのが悲しい悔しい◆まずは< 鰻 ( うなぎ ) のたれアナゴにつけて食べてます>。内容まで渋い。ウナギが値上がりして国産モノのブランド品となれば今や「超」がつく高級品。東京・築地市場では2年前の倍近い価格らしい。せめてタレで舌を慰める◆「土用の 丑 ( うし ) の日」の27日も近いが、時事川柳は<源内はん土用の鰻食えまへん>と嘆く。土用ウナギの習慣の発案者と言われている平賀源内も、今生きていたら恐らくは<ばか焼きと呼びたい程のうなぎの値>なのだ◆その声が届いたか。大手スーパー西友が今週、ウナギかば焼きを値下げして1匹1390円に、と発表した。他社も頑張れ◆ただし実態は<少子化の対策が要るうなぎ界>。ウナギ養殖に欠かせない稚魚のシラスウナギはかつてない不漁。対策が急務となっている◆農林水産省は「ウナギは絶滅の危機」と放流や乱獲防止策、養殖研究などの緊急対策をまとめた。こちらも頑張れ。}

 ウナギがの稚魚であるシラスが不良で、養殖ウナギが高騰し、中々庶民の口に入らなくなってきた。ウナギの代わりにアナゴを食べるらしく、アナゴも品薄状態で、価格も上がりだしたという。先日テレビでアフリカのウナギを輸入するというのを見たが、代用できれば問題ない。今は<源内はん土用の鰻食えまへん>である。