喜多院法興寺

住職のひとりごと

菊花賞オルフェーヴル3冠達成の快挙=ディープ以来7頭目

2011-10-24 06:22:46 | Weblog
10月22日付 よみうり寸評
 {〈京都農林省賞典四歳呼馬〉。1938年、英国のレースを範に創設されたこのレースが戦後に菊花賞と改名された。
◆日本中央競馬会(JRA)の公式サイトによると、競走の目的は最もスタミナのある繁殖馬を選定すること。このため、せん馬(去勢馬)は出走できない。
◆3歳クラシック三冠の最終関門、菊花賞が23日午後、京都競馬場で発走となる。〈皐月(さつき)賞は速い馬が勝つ。ダービーは運の良い馬が勝つ。菊花賞は強い馬が勝つ〉。こう言われてきたように三冠の中でも真の力が試されるレースといえる。
◆菊の出来は土で決まる、と言われるほど菊の花の美しさを引き出す重要なポイントが培養土だそうだ。競走馬の強さを引き出す培養土は、管理する調教師であり、騎手であろう◆3000メートルの長丁場、2度の坂越え。約3分のレース中、馬との呼吸をいかに合わせ続けるか。菊花賞は騎手の技量も厳しく問う。
◆今年、オルフェーヴルが史上7頭目となる三冠の偉業に挑む。先頭でゴールを駆け抜け、大輪を咲かせるか。}

 中央競馬の3歳クラシックレース最終戦、第72回菊花賞は23日、京都競馬場の芝3000メートルのコースに牡馬18頭が出走して行われ、大外からの出走で心配されたが、単勝1.4倍で圧倒的な1番人気となった池添謙一騎手騎乗のオルフェーヴルが3分2秒8で優勝し、皐月(さつき)賞、日本ダービーと合わせた史上7頭目の3冠を達成した。3冠は2005年のディープインパクト以来6年ぶり。
池添騎手と池江泰寿調教師は、ともに菊花賞初勝利。同騎手は史上最年少の32歳3カ月1日で3冠ジョッキーになった。また、池江調教師の父、泰郎氏はディープインパクトを管理した元調教師で、過去に例のない調教師2代での3冠制覇となった。これからさらに勝ち続けて、伝説の馬になってもらいたい。