喜多院法興寺

住職のひとりごと

いま路面電車が見直されている

2011-02-14 06:30:28 | Weblog
2月12日付 よみうり寸評 読売新聞
 {湘南の青い海や古都・鎌倉の風景を車窓からゆっくり眺められる江ノ電は、根強い人気を誇る電車の一つだろう。路面で車と譲り合うように走る姿はほほ笑ましくもある。
◆〈単線電車に相応した、屋根の低い古臭い小さな駅である〉。短編の名手として知られた鎌倉文士、永井龍男さんの作品「青梅雨」(新潮文庫)には、かつての江ノ電の藤沢駅が「F駅」として登場する。
◆昨年、全線開通100年を迎えた。江ノ島電鉄が作成した記念パンフレットによると、開業を目指した明治30年代には人力車組合の激しい反対に遭ったという。
◆昭和40年代に次々と姿を消していった日本の路面電車だが、近年、復権の動きがある。
◆次世代型路面電車システム(LRT)と呼ばれ、低床で揺れの少ない車両が特徴だ。高齢者が利用しやすく、環境にやさしい。欧州などで普及し、国内では富山市で本格導入されている◆東京・中央区も2011年度予算案に調査費を計上した。路面電車でのんびり銀座の街をゆく。想像するだけで楽しい。}

今、マイカーの普及で、路面電車が東京では荒川線のみとなった。しかし、ここで
路面電車が進化した次世代型路面電車システム(LRT)が、環境にやさしく低床で揺れの少ないことから、高齢者が利用しやすいと、富山市で本格導入されている。東京でも銀座かちどき橋を渡る区域に路面電車をと、今年から予算案化されるという。