喜多院法興寺

住職のひとりごと

ミットでキャッチ=たんぱく質抑制の仕組み解明

2009-11-27 07:25:58 | Weblog
時事通信
 {たんぱく質の合成を抑制するリボ核酸(RNA)が細胞内の核から運び出される仕組みを、大阪大と兵庫県立大などの共同研究チームが解明した。RNAは野球のファーストミットのような形をしたたんぱく質につかまれ運ばれていた。27日付の米科学誌「サイエンス」で発表した。

 人間には数万種類のたんぱく質があり、不要なたんぱく質は合成が抑制されている。たんぱく質の設計図を伝達するメッセンジャーRNAに、別の小さなRNA(マイクロRNA)が結合して合成を止めるが、マイクロRNAの基になるプレ・マイクロRNAが細胞の核内で選別され、外側に運搬される仕組みは分かっていなかった。

 研究チームは4年をかけ、運搬役のたんぱく質の結晶化に成功。大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)で解析した結果、2種類のたんぱく質が結合し、縦長のファーストミットのような構造になっていることを突き止めた。

 「ミット」の大きさは10ナノメートル(ナノは10億分の1)。底に穴があり、約700種類あるプレ・マイクロRNAの末端部分としっかり結合した上で、全体を柔らかく包み込んでいた。} 

今回、運搬役のたんぱく質の結晶化に成功そうだが、2種類のたんぱく質が結合し、縦長のファーストミットのような構造になっていると言う。大きさは10ナノメートル(ナノは10億分の1)どんなに小さいのか想像が出来ない。