喜多院法興寺

住職のひとりごと

がん化しにくいiPS細胞作製に道、

2008-07-26 08:33:50 | Weblog
読売新聞
 {京都大の山中伸弥教授が開発した新型万能細胞(iPS細胞)に近い細胞を、山中教授とは異なるウイルスを使って作ることに、産業技術総合研究所の中西 真人 ( まひと ) ・研究ラボ長らが成功した。

 がん化しにくい安全なiPS細胞作製に結びつくと期待される。

 25日、都内で開かれたシンポジウムで発表した。

 山中教授の手法は、3~4個の遺伝子をレトロウイルスを使い皮膚細胞に導入してiPS細胞を作製する。しかし、細胞のDNAにウイルスが組み込まれるため、がん化などの危険性が指摘されていた。

 中西ラボ長らは、細胞内に長期間とどまり、DNAを傷つけない新型のセンダイウイルスを開発。このウイルスを使い、3個の遺伝子をマウスの皮膚細胞に導入したところ、遺伝子の働き方や細胞内のたんぱく質がiPS細胞と似た状態になった。

 中西ラボ長は、センダイウイルスを容易に除去できる方法も開発し、「今後、様々な細胞に変化できる万能性を確認したい」としている。}

 今回、新型万能細胞(iPS細胞)に近い細胞を、山中教授とは異なるウイルスを使って作ることに成功した。細胞のDNAにウイルスが組み込まれるため、がん化などの危険性が指摘されていたが、DNAを傷つけない新型のセンダイウイルスを開発。マウスで実験した結果、iPS細胞と似た状態になったことで、がん化しにくいiPS細胞作製に道が開かれた。