喜多院法興寺

住職のひとりごと

拒絶反応ない腎移植を開発…2大学のチーム

2008-07-02 06:51:13 | Weblog
(2008年7月1日 読売新聞)
 {拒絶反応を抑える新しい腎臓移植手術を、東京女子医大と順天堂大の研究チームが開発した。移植された腎臓を攻撃しないように改造した免疫細胞を患者に注射するやり方で、手術直後以外は免疫抑制剤が不要になる。東京女子医大は、早ければ今秋、この手法で生体腎移植を実施する。心臓など他臓器の移植にも応用できる可能性がある。

 免疫細胞の一種であるT細胞が、移植臓器を異物として認識し、攻撃するのが拒絶反応の主因となる。東京女子医大の寺岡慧教授(腎臓外科)、順天堂大の奥村康教授(免疫学)らは、ある抗体が、T細胞の攻撃力を阻害することに着目。臓器提供者と患者の血液から採ったリンパ球をこの抗体と混ぜて培養し、提供臓器を攻撃しない性質を持つT細胞を作り出した。

 新しいT細胞を移植患者に注射すると、他のT細胞も同じ性質を持つようになるとみられ、移植臓器を攻撃しなくなった。ウイルスや細菌などに対する攻撃力に変化はなかった。}

 移植手術直後以外は免疫抑制剤が不要になる画期的な、拒絶反応を抑える新しい腎臓移植手術を、東京女子医大と順天堂大の研究チームが開発した。移植した人は死ぬまで免疫抑制剤の投与が必要だっが、この方法だと拒絶反応から解放される。
免疫細胞を患者に注射することで、心臓など他臓器の移植にも応用できる可能性があると言う。