うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

星の力で....(8217)

2008年11月22日 20時00分47秒 | うべプラネタリアン
いつも元気いっぱいですねと言われるが、もう66才といういい歳なのである。
定年は65になった年度末だから、今年の3月末がそのはずだった。
その枷はとっくに過ぎたが、来年度も引き続いて、社会教育指導員のプラネタリウム解説を
中心とした天文普及の仕事を続けて欲しいと委嘱された。延長に次ぐ延長だ。
昨日、よろこんで引き受ける旨の文書を提出したのだが、
実は、昨今、ちょっと心境の変化を来している。
今までは、自分を、子ども達に星の世界の楽しさを語る“かたりべ”と位置づけてきたつもりだ。
もとよりこのスタンスは変えないけれど、この年で、元気に、天文学という永遠に若い最先端科学の
おもしろさを語ることができるなら、そのフィールドをもって、ご同輩あるいはそれ以上の方々に
より豊かな元気を供給できるのではないか。
つまり老人のための天文学。
これを追求してみたいとしきりに思うのである。人にとって科学的興味は尽きぬ若さの秘訣だもの。
なぁに星の知識なんて忘れようが覚えようがどうってこたぁない。
面白い世界があるんだなぁと気付けば、その時から頭の活性化につながる新鮮なテーマとなる。
宇宙教育というフィールドがあるなら、宇宙セラピーというフィールドを構築したっていいじゃないかと、
まぁ、そういうわけだ。
画像はM76(小あれい星雲:みずがめ座)..(NASA)