うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

今宵の宇部の空は...(166)

2007年09月18日 20時09分11秒 | うべプラネタリアン
久しぶりにクリアに晴れて美しい夜空だ。
南西に低く木星が夏の名残の光を放ち、真下にアンタレス、そのすぐ東に6日月。
月と木星とアンタレスのそろい踏み。
少し風があるので、アンタレスの瞬きが激しい。
木星は(もちろん月も)光の面積があるから瞬かない。
この瞬きが星の☆たる形を作った。
五本の角のある美しい姿は、語りかけるような星のきらめきを示して見事な造作である。
深いブルーに沈む空をしばしながめていて、「なぜ星は☆の形をしているのですか」という、子ども達の素朴な質問に、
「生の星を見てごらん、形の通りだろ」と答えたその答えが間違っていなかったことを実感するのである。

画像は、さそり座散開星団M7 (NASA)。