うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

アンドロメダ銀河...(172)

2007年09月24日 18時05分25秒 | うべプラネタリアン
9/21の天文クラブは、いい天気だったから、みんなで外に出て、十夜の月を愛でることにした。
月明かりが強いので、やぎ座やみずがめ座の淡い星のつならりは確認できなかったが、ペガススの四辺形はよくわかった。
その一角の星からカシオペア座の下の方につつつっと繋がるアンドロメダ座もしっかりとわかった。
さすが、月齢10の月が皓々と光っていたので、肉眼では、アンドロメダ銀河は見えなかったが、
月を背にして、双眼鏡を向けるとると、だ円形のアンドロメダ銀河をとらえることができた。
双眼鏡は、5㌢7倍が天文用スタンダードだ。
アンドロメダ銀河の広がりは、月の数倍もあり、視野の狭い大きい望遠鏡でははみ出てしまって、
その全体の姿は、むしろとらえがたい。
実際、ぼうとしたアンドロメダ銀河の、謎めいた美しさを楽しむには双眼鏡が一番だ。
ただ、馴れないとなかなかとらえにくいし、天体写真集をかざる美しい姿を想像しているとすこし失望する。
でも、我慢して探して、やっと生の230万光年の彼方の光をゲットしたとき、無性にふるえてくるのだ。