憩う、楽しむ 広島・湯来通信 

広島市中心部から1時間。新たな交流・体験エリアである湯来地区の最新情報。天然温泉と豊かな自然が皆様をお待ちしています。

ヘルシー

2012年09月10日 07時03分34秒 | 民話
9/8(月)23℃    


 おはようございます。

 週末の土日は充実した時間を過ごされましたか?


 旅行に行かれた方、

 ドライブされた方

 温泉で心身をリフレッシュされた方

 夏の終わりを告げようとする海でのんびりされた方

 チョッと標高のある山に登山された方

 のんびり読書を楽しまれた方

 観戦に行かれた方

 された方


 今日から気分一新、仕事モードに突入です。計画的な有意義な週が過ごせるように頑張りましょう。


 今朝は久しぶりに湯来に伝わる民話です。今回は『岩淵谷の砂金』です。


 そもそも岩淵山(いわぶちやま)の名が、この谷に付いたのかいつの頃からかわかりません。
 三太郎少年の父は山仕事で暮らしを立てていたので、小さい時から父についていろんな山に行って、手伝いをしていました。
 三太郎は、いつものように父について、いくつもの谷や丘を越えて岩淵谷の向かい側まで来ました。一休みして水を飲もうとしましたが、竹筒の水は来る途中飲んでしまったので一滴もありません。
 周りを見渡しましたが、谷川はありません。三太郎はその時、太陽の光に照らされて向かい側の山にひとすじ銀色に輝いて水が見えます。
 「おや、あそこに水があるぞ」
 「お父さん、あそこに谷があって水が流れているらしいから汲んで来るよ」
 と駆け出そうとすると、父が、
 「三太郎、待ちなさい。あれは水のように見えるが本当は水ではないのだ」
 と言って、次のような話を始めました。
 「わしが子供のころ、お父さんと、お前から見ればお爺さんと、今日のようにこの辺りまで来たが、父は決してあの水のように見える岩淵谷には近づかなかった。そして、こんな話をしてくれた」
 「むかし、何人かの仲間があの谷に仕事に行ったそうだ。その時には、岩淵谷にはきれいな水が流れており、更に、その谷のあっちこっちから砂金が取れたそうな。みんな初めは共同で砂金を採り、お金にしてみんな同じように分けていたという」
 「さて、そこでひとりの悪賢い人が全部自分のものにしようと、次々に仲間を殺してしまった」
 「殺された人たちは、必ず復習してやる、と言ったそうだが、その悪人は、ふん、死んだ人に何ができると言うのじゃ、と言って恐れなかったという」
 「ひとりになった悪人は、ある朝、弁当をいっぱい持ち、水稲に水をいっぱい入れ岩淵谷へ行った。しかし、どこを探しても、いつものように谷は輝いていなかった」
 「そこで、悪人は、あっちこっちをめちゃくちゃに掘りまわったが一握りの砂金も出なかった。陽は西の空に沈み、暗くなったので悪人は帰ろうとしたが、自分が掘った所が凸凹で深く険しく、もがけばもがくほど足をとられ、そこから出られなくなり、悪人は遂に帰らぬ人となったそうな・・・・その人が死んでからまた、谷には昔のように砂金が出てくるようになったという話じゃ」
 三太郎は

「ここからは、明日に続きます」



 今日は「カラーテレビ放送記念日」だそうです。

 1960(昭和35)年、NHK・日本テレビ・ラジオ東京テレビ(現在のTBS)・読売テレビ・朝日放送の5局がカラーテレビの本放送を開始したんだそうです。
 今でも時々、白黒映画で『七人の侍』とか『四谷怪談』とかが放送されるのを見て、色が無くてもストーリーに釘付けになってしまうことがあります。
 裕福な家庭に育っていなかったので白黒テレビを見ていたような記憶が残ってまして、先日ひょんなことからマンガ「エイトマン」の話になって、確かにこのマンガも確か白黒だったような・・・・、頭眉間に白抜きの「8」が書いてあって、腕を振らずに走っていたイメージ・・・・、違ってたかな?


 「正義は勝つ」。家庭内暴力や陰湿ないじめ、単純な暴力などがストーリーの番組・映画より、純真な心を持った主人公の番組・映画はできないものでしょうか?やっぱり私は時代遅れかな???


 冒頭の写真は、おしゃれ工房湯来さんが作られた元祖湯来コンニャクバーガーです。こんにゃくやゴボウの味が新鮮でした。(パンは私が持ったために凹んでしまってます。)


 今週も充実した週でありますように。よろしくお願いします。
コメント
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