1/14(金) -4℃ 道路上の積雪 0 Cm
今朝の湯来に伝わる民話は「森を救った大蛇」です。
麦谷の森地区(平成18年に災害によって道路が流出した場所の川の対岸)には、森八町(8ヘクタール) といわれる広い田んぼがあります。昔から水内川はたびたびの大洪水で被害を受けてきましたが、森地区だけは
「井手神様のおかげで、どんな水害の時でも守ってくださる」
「秋の取入れが済んだら、井手神様のお祭りだけは、行わにゃあいけんで」
毎年12月には、小さな祠の前で祭りが行われ、こんな話が言い伝えられています。
昔、水内では、毎日毎日雨が降り続き、大水になってきました。
森では濁流が川にあふれ、森地区もところどころ川の水が田畑に流れ込んで、川岸が流れそうになっています。
「田んぼが流れるが、この水ではどうにもならん」
「どうか、早く雨が止み、川の水が引きますように」
人々の願いもむなしく、空は暗く雨足は一段と激しくなりあわや押し流されるのかと思ったところ、一匹の大蛇が井手のたもとから現れ、濁流のあふれる川岸に沿ってはっていきます。すると大蛇が水を遮り、森地区に流れ込んでいた水はピタリと止まりました。
「おかげで田が助かった。畑も助かった。」
「家が流されるかと思ったが助かった。ありがたいことじゃ」
雨も止み、濁流が引くと大蛇は静かに姿を消していきました。人々は大蛇がせき止め、頭と尾にあったところに小祠を作り、「井手神様」と呼んでいつまでも崇めてきました。
今も森井手の広い所と、50mくらい下の土手に同じような小祠が二つ残っています。
私の住む地区には「小字」で井手ヶ原という所があります。言い伝えや昔話は聞いたことがありませんけど、「井手=取水口」という田舎ならではの言い回しの場所にこの小字がありますので、他地域にも同様の謂れのある場所があるのかもしれません。
皆さんの近くにあるかどうか、調べてみるのも地域を知る上で意義あることじゃないかと思います。一度、調べてみることをお勧めしておきますね。
次回の湯来に伝わる民話は「柳上のひひ」です。お楽しみに。


南極の昭和基地に置き去りにされたカラフト犬の「タロ」、「ジロ」の生存が1959年(昭和34年)の今日確認されました。何度かは映画になっていて、映画で放映されたことのある犬の記念日と言った方が馴染みがあるかもしれません。別名「愛と希望と勇気の日」とも呼ばれています。
別名で呼ぶ場合、私をニックネームで呼んでいただけるとしたら何て呼ばれるんでしょう??????『太陽のような・・・』、『行動力のある・・・』、『優しい・・・』自画自賛、好く言い過ぎでした。
私を知っている人はそのイメージを書き込んでいただけると嬉しい、かな?
今週も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
明日からの週末は飛びっきり寒くなるとの天気予報ですから、体調管理とやらねばならないことの時間配分をきっちりして、今日できることは今日のうちに済ませてしまいましょう。
では、良い週末を!!