種子ついては、昨年は出荷用の種子へのソラマメゾウムシ対策(羽化防止)として種子の冷凍処理を試みましたが、
処理後の種子の発芽率に不安があったため、今シーズンは冷蔵での保管で羽化を防止できないかと考え、発泡
スチロールの保冷箱で3~8℃で一週間保管してみることにました。
この程度の温度なら、ソラマメゾウムシにはダメージがあっても種子の発芽率に影響はないと考えたからです。
保冷箱から取り出した網袋入りの種子は、常温に戻します。
常温に戻るとソラマメゾウムシが出て来ました。(網の裏に2匹います)
出てきて網につかまっていたものは網の上から圧して殺しましたが、今日のところは20匹くらいでした。
チルドくらいの低温ではソラマメゾウムシの羽化は阻止できないことが分かりましたが、今日の時点での
ソラマメゾウムシの羽化率は種子を莢から取り出した9月27日より少ないので、常温化で経過を観察します。
9月27日に見つけたソラマメゾウムシが羽化後の赤豆(元々は「初姫」)の種子と今日見つけたものを
一緒にして、発芽実験を開始しました。
サンプル数はポリポットで20で、羽化の孔は種子1つにつき1つです。(2つ以上のものはない)
比較のためにソラマメゾウムシが羽化していない赤豆も同じ条件で同じ数を播いてみました。
今日播いた後の残りの種子は、ソラマメゾウムシの羽化があった種子を別にして、種類と大きさで3つに分けて
計量しました。
赤豆(元々は「初姫」)は840グラムです。
赤豆の大きい莢を種用に沢山残す筈が、出来ていなかったと言うことです(^_^;)
これでは約1アール分しかありませんので、今シーズンの種子の出荷は不可能となりましたが、そもそも昨年は
種子を出荷し過ぎたので、後から「一寸そら豆」の種子を大量に購入ることになってしまったのですが(^_^;)
緑豆(「元々が一寸」+「元々が駒栄」)は、1,575グラムですから、約2アール分です。
粒が小さいものは赤緑合わせて1,020グラムありましたが、種子が小さいので種子が足りなくなった時の
予備用の種子となりますが、3アール分くらいにはなりそうです。
植え付け場所の準備は、自宅の庭の中玉トマトの跡地から始めました。
表面の土を150リットルくらい除けてから、鶏糞、牛ふん堆肥、米糠、苦土石灰、ホウ素入り化成を混ぜました。
土を100リットルくらい戻して、植え付け準備が完了です。