ジャガイモの「さやあかね」は、関東辺りでも年2回作ることの出来るジャガイモで、芽の出る部分の くぼみが浅くて調理しやすく、食味もホクホクして甘味もあります。
私の畑では、野良イモが沢山自生状態になっているのですが、「さやあかね」は、他のどの品種よりも
繁殖力が強く、毎シーズン100株以上が自然に生えて代をかさねています。
そして地元でのジャガイモの秋作は、9月頃に植えて〈芽が出て)12月頃の収穫になるのですが、
その収穫物を種にすると芽が出るのは、休眠期間を過ぎた収穫後3カ月以降となり、植え付けるのも
3月を過ぎたあたりからとなるため、市販の種芋を購入して植える場合より1~2カ月くらい遅い
栽培開始と梅雨明けからの遅い収獲になります。
今日行う芽出しの準備は、種芋を育苗トレイに伏せ込んで、芽が出てから植え付けるためのものですが、
芽が地表に顔を出してから除草した畝に植えることで、マルチを使わない場合の植え付けた後の
草対策にもなります。
種芋は切り分けたものと1個まるごとが混在しています。
これだけで10メートルの畝で8本分以上あります。
残った種です。殆どが野良イモからのものです。
「さやあかね」以外のものも少し混じっています。
種芋を伏せ込んだ上から籾殻を混ぜた山土を被せました。
伏せ込んだトレイの軽量化のためです。