9月26日の記事の続きです。一番最初のそら豆の種子の冷凍処理品の発芽実験で、播種後11日目の9月24日に、70パーセント以上の発芽を確認しましたが、その2日後の26日に新しい芽先の部分的な壊死と壊死部分の黒化が発生しました。この事象が冷凍処理が原因によるものかどうかを判断するために追加の試験を行っているところですが、壊死は新芽のところに発生し種そのものや根にまでは及んでいないことから、発芽試験はひと区切りし地植えに切り替えて経過を観察することにしました。
発芽試験に使っている育苗トレイの底の状態です。そら豆の根がトレイの格子の間からびっしりと出ています。
壊死した部分の脇から新しく出ている葉には壊死がないようです。
地植えに切り替える前に正確な発芽率と株全体の様子を確認しました。
発芽していない種はこれのみでした。これは試験で播いた48粒中の1粒ですから、発芽率は97パーセント以上ですので、冷凍処理は発芽率そのものへの影響はないと判断できます。
後からの発芽試験の結果で、今回の芽先の壊死が急激な気温変化など冷凍処理に関係のないことが原因と判断でき、又、地植えにしたものの生育に異常がなければ、そら豆の種の冷凍処理品をソラマメゾウムシ対策品として出荷することが出来ますが、どうなるでしょうか。
外国が原産と書いたのは、今回は元々の種が中国産とスペイン産のもののみを植えたからです。今シーズンのにんにくは、9月1日から植え付けを開始しましたが、その続きです。今シーズンもジャンボ以外のにんにくは、プランターで栽培することにしました。
種は、昨日球根から外して200と少しを用意しましたが、固くくっついていて力を入れないと外せないものもありましたので、少々腱鞘炎気味になってしまいました。
ジャンボ以外のにんにくは、国内原産で元が青森産の種のみになりました。この品種は鱗片の数が少ないので、小さい球根でも使いやすいと考えて残しました。(「島にんにく」など鱗片の皮が固い品種は作らないことにしました)
ジャンボにんにくは4年くらい続けましたが、沢山作っても直売所で買っていただける自信がないので、大幅に減らすことにしました。鱗片が緑色になっているのは、日が当たる場所に置いてあったからです。
9月20日の記事の続きです。11頭いたコクワガタは少し数が減ったものの、多くは居ついてしまったようです。写っているクワガタは、雨が続いた間に腐り切った古いスイカの残渣ではなく、新しく割れたスイカの下にいました。割れたスイカを集めて彼らを呼び寄せてしまった責任を感じますので、冬の間は自宅で飼おうかと考えています。
先日この大きなメスはいなかったようですが、記憶間違いでしょうか?・・・ん?もしかしてコクワじゃない?
とるあえずスイカもこれだけあればしばらくは間に合うと思います。
スイカは半分くらいが枯れてしまい、残ったスイカも1つを除いて全て割れていました。
片付けで出た残渣の量はカボチャの方が圧倒的に多いのですが、この時期までカボチャが収穫出来たのは初めてです。
片付けで出たスイカとカボチャは、十分に熟していると思われる下の3つを持ち帰りました。
他は「ご自由にお持ち帰り下さい」にしました。種用を選別した後のにんにくもあります。
畑で割れたスイカは、畑に居ついてしまったクワガタのために寄せておきました。
先の記事で長々と夏作の試みが失敗したことを書きましたが、先日の9月20日の秋作の植え付けも芽が出ていたのは夏の猛暑の間の常温でしたので同じ失敗になると思います。ではなぜまた同じようなことをするのかと言いますと、今回の秋作は種芋の条件が先日の植え付けのと違うからなのです。実は今回植えるものは、元は調理用として冷蔵庫で長い間保管されていたものだからです。
冷蔵条件は2つです。①芽を出さないための5℃前後の保冷箱に3ヵ月保管(出荷品と同じ温度条件)後②家庭用冷蔵庫の野菜室(10~15℃)で1カ月保管(調理し忘れていた)
つまり家庭用冷蔵庫の野菜室で放置されていたのを見つけたら、芽が良い感じで出ていたので秋作の試みに利用しようと考えたのです。
植え付けは今日です。
芽の出方を夏の常温で置かれたものと冷蔵庫で保管されていたものとの違いをご覧ください。
今日植え付けたものです。
9月20日に植え付けたものです。
今シーズンのインカのめざめの夏作の試みは、自宅のプランターでの栽培が主体でしたが、夏作は芽は出ても例外なく春作のように大きな株にはならないため、畑への植え付けを含めて全て失敗と結論付けました。
まとめは後日になりますが、今日は夏作の実験のプランターの整理を行い、①そのまま経過を観察するもの②インカのめざめを片付けて次の植え付けに備えるもの③②のプランターに秋作のインカのめざめの植え付けをするものに分けました。
片付けた際に引き抜いた夏植えの株です。
芽が出たものから植えましたが、結局夏の間は貧弱な茎にしか育ちませんでした。種芋は深い位置に植えましたが、根は芋に近いところからは生えず、茎の地表に近いところで広がっています。
片付けた後の空いた②のプランターです。ここに写ってないものもありますので、空になったものは20近くあります。
棄ててしまうのに惜しいややしっかりした株は、抜いたものを捨てずに植え直してまとめ、経過を観察することにしました。
極一部ですが、春作の時と同じような葉の出方をしているものがありました。