健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

金の亡者たち。

2006-11-05 | 読んでみた。finding.
睡魔

幻冬舎

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ネットワークビジネスの実態を暴きだしたというか、著者自身がタクシードライバーを辞めて、健康マットを売り始めて、月収1000万円まで登りつめ・・・・とうとう無一文・借金まで抱えるようになるまでの、ドロドロとしたドキュメンタリー小説です。
集団セミナーの様子「商品を売るんじゃないんです。システムを売るんです。自己啓発のために開発されたシステムです。アメリカの社会心理学と合理主義を組み合わせてつくられています。」102ページ。「あなたはいま現在、自分はどこにいると思いますか・みなさんの人生の現在地はどこですか?」140ページ。
「社会の変化によってシステムのあり方も変わってくるからです。果てしない欲望をわたしたちはシステムによって管理しているのです。」333ページ。
友達3人と始めて、知人のリストを作り、研修会に誘い、渦が拡大していき、在日韓国人グループの若手リーダーも巻き込んで、すさまじい販売集団に育っていく。
金銭感覚の麻痺・グループ間の対立、反目、闘争、裏切り、色欲、そして商品の盗難から、一気にすさまじい組織崩壊が始ります。
だれも収入が多いのに勝ることはないにしても、このようなビジネスモデルでは、人材は育たないし、友達失うだけです。
恐ろしや!!ネットビジネス!!!
コメント
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